股ずれでできる黒ずみを直ぐに消したい!そのままにしておくと?
股に出来てしまった黒ずみ。
気になっている方はいませんか?
股に出来てしまう黒ずみは、太っていなくても出来てしまう事があります。
黒ずみをそのままにしておくとどうなってしまうのでしょう。
今回は、股ずれで出来てしまった黒ずみに関してまとめましたので、参考にしてみてください。
目次
股ずれの原因は
股ずれの原因は大きく分けて2種類です。
ぽっちゃり体型の場合
太もも部分が太ければ太いほど、左右の太ももの間に隙間ができない為に歩く度に摩擦が起きてしまいます。
歩く度に摩擦が起きてしまえば、気づかないうちに股ずれを起こしてしまいますし、そのままの状態が続けば黒ずみにまで発展してしまうでしょう。
黒ずみになる歩き方
内股で歩き方がクロスしている場合には、股ずれを起こしやすいと言えるでしょう。
内股は太ももの摩擦が起きやすい歩き方なのはもちろんなのですが、モデルのように足をクロスさせながら歩く人も股ずれになりやすいのです。
このように股ずれを起こす原因は、歩く度に太ももに摩擦を生じてしまうことが背景にあります。
皮膚の摩擦が毎日のように繰り返していけば、その部分が黒ずみになってもおかしくありません。
肌は刺激を受けると保護しようとメラニン色素が増殖します。
その結果メラニン色素が色素沈着を招き、見た目に悪い黒ずみへと変化させてしまうのです。
太っているという自覚がある人や下半身が太いという人、さらには歩き方が内股の人は日常的に摩擦を受けやすいということを意識しておくことが大切です。
黒ずみになっていくのは何故?
股ずれに限った話ではありませんが、人間の皮膚というのは外敵から守る為の防御機能が備わっています。
例えばシミというのは、紫外線により肌に攻撃を受け、それを保護する為にメラニン色素が活発化し、色素沈着してしまうことを言います。
このように攻撃を受けると皮膚を保護しようと働くメラニン色素が活性化してしまうので、それが黒ずみの原因になってしまうのです。
基本的に皮膚に摩擦が生じやすい股ずれの場合は、その度合いが他の部位と比べても強いのでより注意が必要と言えるでしょう。
女性が黒ずみになってしまう理由
女性の場合は、ストレスや生活習慣によってホルモンバランスが乱れやすいのですが、ホルモンバランスが乱れることによって代謝機能にも影響を与えてしまいます。
代謝機能が乱れてしまうと、肌のターンオーバーが正常に行われなくなり、古くなった角質が除去されないままどんどん蓄積されてしまうことにより色素沈着が悪化してしまうことが考えられるのです。
通常、私たちの肌は28日+年齢という日数により肌のターンオーバーが行われています。
肌が新しく生まれ変わる為には、古い角質を除去しなくてはいけません。
しかしこれがうまくいかなくなってしまうことによって、黒ずみの原因になってしまうのです。
生活習慣を改善したり、ストレスを解消することによって正常になれば古い角質を除去することも可能ですので自分の生活を見直してみることが大切です。
また、一度できてしまった黒ずみは簡単に解消することができませんのでそのような状態にならないように予防していくことが必要です。
締め付けの強いものを着用しないようにすることや、不規則な生活を送らないことなど今すぐできることですので、ぜひ心掛けてみてください。
そして、紫外線対策は必ず行うようにしましょう。紫外線は私たちの皮膚の角質層を破壊してしまうものですので要注意。
股ずれを予防するには
股ずれを予防する為に必要なことは、自分の何が原因で起こってしまうのかを知ることからです。
ぽっちゃり体形だから太ももに摩擦が起きるのか、それとも歩き方に問題があるのかによって対処方法も異なってくるでしょう。
簡単なエクササイズ
ぽっちゃり体形だという自覚がある人は、太もものエクササイズを取り入れることをおすすめします。
寝転んだ状態で足を上げ、左右に開くことを繰り返し行ってください。
寝転んで行うのが辛いという方は座った状態での開閉でも問題ありません。
太ももに力を入れるイメージで行うことで、太もも痩せが期待できます。
摩擦が起きないように隙間を作ってあげることで股ずれを予防することができますし、美脚にもなります。
歩き方を簡単に変える方法
歩き方が原因の場合は、真っ直ぐ前に足を出すことをイメージしながら歩いてみてください。
内股の人はつま先部分が常に内側に向いている状態ですが、つま先を真っ直ぐに意識するだけでも歩き方を変えることができます。
モデルのようなクロス歩きをしている場合も同様で、一本の線上を歩くのではなく、2本の線の上を歩くイメージで歩きましょう。
着用する物を変える
女性の場合、スカートやショートパンツなどを着用することも多いでしょうが、直接的に皮膚と皮膚が触れ合うことは摩擦を生じやすくしますし、黒ずみの原因にもなります。
その為、股ずれを予防するならパンツスタイルがおすすめ。
パンツスタイルでも摩擦が生じやすくなる素材のものは避けてください。
柔らかい素材のものを選ぶことで、摩擦が起きにくくなります。
デニム素材など固い素材が擦れることによって、より太もものダメージを与えてしまいますので、その点には注意が必要です。
太ももが太いことをコンプレックスに感じている人にとっては、スカートなどで太ももを隠してしまうことがメリットになりますが、摩擦が起きやすくなることを考えると避けることも考えなくてはいけません。
皮膚科での治療
股ずれが頻繁に起こるようになると、水ぶくれができてしまったり、湿疹が出てきてしまうことがあります。
このような状態を放っておくと黒ずみになりやすくなりますので、その前にしっかり治療を行いましょう。
股ずれで皮膚の状態が悪くなった場合、診療科は皮膚科になります。
股ずれは保険が適用されるのか?
皮膚科を受診すると症状に合わせた薬が処方されますが、大概は塗り薬の処方がメインとなります。
中には内服薬を服用しなければいけないこともありますので、その点はドクターの指示に従い治療を行ってください。
治療費は保険が適用されますので、そこまで高額になることはありません。
皮膚科で処方される薬は大きく分けて2種類で、皮膚の炎症を抑える薬と保湿効果のある薬です。
股ずれによって皮膚に炎症が起きている場合にはまず炎症を抑えることが大切になりますので、症状に合わせた塗り薬を処方されるでしょう。
また、皮膚の保護を目的とした保湿効果がある薬も同時に処方されます。
湿疹が出ている場合や、膿んだりしている時には抗生剤やかゆみ止めなども出されることがあります。
用法・用量をしっかり守ることが大切です。
ただし、使用してみても改善されない場合にはすぐにドクターに相談してください。
場所が太ももであることから、皮膚科の受診をためらってしまう女性も少なくありません。
ドクターとはいえ、人に見られたくない場所でもありますので気持ちはわかりますが、放っておくことで黒ずみがより黒くなってしまうこともあります。
痛みや痒みが出てくれば歩くことすら簡単ではなくなってしまいます。
そのような状況になる前にしっかり治療を行っておくことが大切です。
皮膚科から処方された薬で治療を行っていくことはもちろん大切ですが、悪化しないように予防していくことも大切です。
塗り薬を塗っている時には直接肌が擦れないようにレギンスやスパッツなどを着用することをおすすめします。
少しでも摩擦の程度を減らすことも治療には必要です。
股ずれをそのままにしておくとどうなる?
股ずれが起きていることはわかっていても、皮膚科を受診するのが恥ずかしいという人にとって気になるのが放置していても問題がないのかということです。
結論から言いますと、放置しておくことで、摩擦が続く以上股ずれが解消されることはありません。
むしろ悪化してしまい、黒ずみが残ってしまう可能性がありますので注意が必要です。
臭いの原因に?
股ずれが悪化した場所に細菌が増えてしまい、感染症を起こしてしまうことがあります。
場合によっては、疼痛や発熱、悪臭などを感じることもあるでしょう。
そのような状態の時に治療をしておかないと、壊死性筋膜炎や敗血症など合併症を引き起こす可能性もあり、命の危険にも繋がりますので早めの対処が必要です。
たかが股ずれと思わずにおかしいと気付いた段階で病院に行くようにしてください。
また、股ずれを放置しておくとその部分が色素沈着してしまい、黒ずみに発展してしまいます。
最初は気にならない程度でも放っておくことで、人から見てわかるレベルで黒くなることも珍しくありません。
まとめ
「股ずれでできる黒ずみを直ぐに消したい!そのままにしておくと?」いかがでしたか。
女性にとって太ももの黒ずみは気になるものです。
人目に触れにくい場所ではありますが、自分自身のコンプレックスにも繋がりやすくなりますので、日頃から予防していくことが必要不可欠と言えます。
そして、何らかの異常を感じた時には迷わずに皮膚科を受診してください。
上記でも予防方法について触れましたが、悪化しないように対処していくことをおすすめします。