ショーツの黄ばみの原因は?黄ばみや臭いの落とし方は?
長くショーツを使っていると気になり出すのが、黄ばみや臭いではないでしょうか。
使用の特性上、どうしても汚れが付着してしまうアイテムではあるものの、汚れた物を身に着けるのはあまり気分が良いものではありません。
また、実用性には問題なくとも、もし彼氏などに見られてしまうと恥ずかしい思いをすることがありますし、見た目の汚れだけでなく臭いまであるとなれば恥ずかしいどころの話ではありません。
男性からも嫌われない清潔感のある女子でいるためにも、しっかりと対策を講じるようにしましょう。
そもそもなぜ黄ばみや臭いが付いてしまうのか、そこには次のような理由があります。
皮脂や尿による汚れをはじめ、女性特有のおりものによる汚れ、そしてアポクリン汗腺が起因する汚れです。
これらが原因によって汚れてしまうショーツですが、しっかりと対策をすることでキレイにできる可能性もあります。
汚れたら捨ててしまうという人も多いかもしれないものの、まだまだ使えるようにできる場合もありますので、ゴミ箱行きにする前に対処法をチェックしてみて下さい。
また、ここではショーツを長持ちさせるための方法についても紹介しますので併せて確認しておきましょう。
目次
黄ばみや臭いの原因は
それでは、ショーツの黄ばみの原因を紹介していきます。
酸化によるもの
そもそもの原因を解説していくと、黄ばみや臭いが出てしまう主な原因は皮脂や尿の酸化によるものです。
ショーツの特性上、こういった汚れが付着してしまうのは避けることができず、それが蓄積されることで視覚や嗅覚で感じられるようになるのです。
洗濯をしても繊維の中に汚れが入り込んでいることで落としにくく、落とし切れなかった汚れがどんどん溜まれば変色や異臭の発生原因になるのも無理はありません。
女性特有の物
次に挙げられる原因に、おりものによる影響です。
これは女性の場合に起こる仕方のない生理現象ですが、当然、ショーツにも付着してこれもまた蓄積されることで汚れとなって残ってしまいます。
ここまでの原因については何となく想像ができていた人も多いのではないでしょうか。
これらは汚れの主たる原因ですから、言われるまでもなく察することができたかと思われます。
しかし次の原因については知らなかった人もいるかもしれません。
まさかの黄ばみの原因
続いて挙げるのがアポクリン汗腺による汚れです。
これは汗腺のひとつであり、いわゆるワキガやスソガなどの原因となる存在です。
アポクリン汗腺は体質によって分布量が違いますので、影響を受けない人もいれば強く影響する人もいます。
もし、ショーツだけでなくTシャツやキャミソールなどの脇部分が黄ばむことが多い人ですと、体質を持っていると可能性がありますので、もしかしたらショーツの汚れはアポクリン汗腺によるものかもしれません。
汚れてしまう原因は、アポクリン汗腺からはアンモニアや鉄分、タンパク質などの、汚れの原因となりやすい物質が分泌されているからで、それが蓄積して黄ばみの要因となってしまうのです。
また、それらの分泌物は悪臭の発生要因にもなり得ます。
ツンとした刺激臭が発生することが多く、汚れと相まって余計に汚く感じさせます。
本人ですと臭いに慣れてしまっているために気付かないこともありますが、人からすると気になる臭いに感じさせていることが少なくないのが厄介なところです。
黄ばみや臭いを落とす方法
ではショーツに付着した黄ばみや臭いはどのような落とし方で対策をすれば良いのでしょう。
簡単にできる対処法もありますので紹介します。
固形石鹸を使う
まずおすすめなのが固形石鹸を使って手洗いをすることです。
アルカリ性が強いためにタンパク質を落としやすく、皮脂汚れなどへの対策として効果的です。
なお、できるだけ早めに洗うようにしましょう。
繊維に絡み付いてしまうと落としにくくなるため、汚れが確認できたらすぐに洗った方が対処しやすいです。
また、お湯で洗う際には熱湯は避けることが大切です。
高温ですとタンパク質が固まってしまいますのでぬるま湯で行うのがベストです。
酸素系漂白剤
固形石鹸では落ちないようなら酸素系漂白剤を使ってみるのも良いでしょう。
これもまたタンパク質を分解する強い作用を持つため、しつこい汚れを落とすのに適しています。
こちらの場合もぬるま湯を使用すると共に、あまり長時間やらないようにすることも大切です。
時間を置き過ぎると色落ちの原因になりますので注意が必要です。
素材にもよるものの2時間以内に留めた方が良いでしょう。
炭酸ガスを使う
重曹を使った対策方法もあります。
食品にも使われることがある素材であり、尚且つ掃除の際にも役立つとして知られている重曹ですが、洗濯をする際にも活躍してくれます。
使い方も簡単で、水やぬるま湯で溶いた重曹のペーストを用いて、汚れのある部分を擦り洗いをするだけです。
もししつこい汚れの場合は10分程度放置し、それから通常の洗濯へとシフトしましょう。
重曹との合わせ技でクエン酸を用いた方法にトライしてみるのも良いかもしれません。
セットで使うと炭酸ガスによる発泡が起こるのですが、それによって繊維の中に入り込んだ汚れを浮かすことができます。
このテクニックは洗濯の時だけでなく、頑固な汚れを落としたい時の掃除の際にも役立ちますし、安全な成分ですので幅広い用途に使えます。
何かと役立つ組み合わせですので、洗濯の際にも応用してみるのもおすすめです。
黄ばみや臭いの予防方法は
洗濯を行うことである程度は汚れを落とすことができます。
しかし蓄積された汚れを完全に落とすことは難しい場合もあります。
したがって、できるだけ黄ばみや臭いが付かないように対策を講じることも欠かせません。
今からできる黄ばみ対策
まず皮脂や尿への心掛けたい対策として、汗をかいたらこまめに拭き取る、尿の拭き取り漏らしをしないようにすることです。
元々、蒸れやすい上に尿が付着する場所でもあるため、清潔な状態を維持するように意識してみましょう。
きちんと汚れを拭き取るだけでもショーツへの付着をある程度は防げるはずです。
おりものシートを使う
次におりものへの予防方法ですが、できるだけおりものシートを使用するのが無難と言えるでしょう。
デリケートゾーンの汚れをばっちり防いでくれるアイテムですから積極的に使用してみて損はありません。
ただ好き嫌いもあり、中には苦手とする女性もいるようです。
とは言え汚れや臭いが出やすい状態を放置してしまうのも良くありませんので、清潔さを維持するためにも取り入れてみるのがおすすめです。
アポクリン汗腺の場合は?
アポクリン汗腺への対策についても見てみましょう。
分泌されやすい体質ですとスソガも発生させますので厄介な存在です。
この場合も基本は清潔な状況を維持することが大切ですから、小まめに汗や皮脂を拭き取るようにした方が良いと言えます。
ただし、あまりしつこく拭いてしまったり、刺激性のあるティッシュなどを使ったりすると、逆に分泌を促してしまいますので注意が必要です。
専用のボディソープやクリームなどのアイテムを使って対策をするのもおすすめです。
主に臭いが気になる人が使用するケア用品ですが、アポクリン汗腺による汚れの分泌を抑制するために役立ちます。
デリケートゾーンの環境が整えば臭い及び黄ばみも起こりにくくなるでしょう。
体質を整えることも心掛けたいことのひとつです。
例えば動物性たんぱく質を常日頃から摂取している人ですと、アポクリン汗腺から原因物質が分泌されやすくなるため、食生活を改善することが大切です。
その他にもストレスや睡眠不足なども分泌を促すために生活そのものを整えるように意識しましょう。
ショーツを長持ちさせるには
リーズナブルなショーツならば使い捨てで考えていくこともできますが、高価な物ですとなるべく長く使えた方が嬉しいものです。
そのためにもできる工夫がいくつかあります。
洗濯機を使わない?
基本は汚れをその都度しっかりと落とすよう心掛けることです。
一旦、蓄積されてしまうと洗濯をしてもなかなか落ちにくくなってしまうため、気になった時にきちんと落としておくのが有効です。
ただ、汚れは目に見えるものばかりでもないですから、基本的には使用後にしっかりと洗うのが理想的と言えるでしょう。
できるだけ手洗いを実践するのもポイントです。
洗濯機を使って簡単に済ませてしまう人も多いかと思われますが、洗濯機ですと衣服と擦れ合ったり引っ張られたりすることでダメージを受けてしまうのです。
黄ばみや汚れ以前に型崩れを発生させてしまいますので、なるべく手洗いで丁寧に対処した方が長持ちします。
もし洗濯機で済ませたいのならば、きちんと洗濯ネットに入れると共に、手洗いコースで洗うようにした方が良いでしょう。
乾燥の仕方
乾燥機を使わずに自然乾燥を心掛けるのもおすすめと言えます。
短時間で一気に乾かせるのが魅力の乾燥機ではあるものの、しかしショーツに用いられているのはデリケートな素材が多く、伸びや縮みの原因となってしまうのです。
自然乾燥の際には紫外線を浴びさせないようにすることも大切ですので、日差しの中に出してしまうのではなく、風通しの良い場所を選んで陰干しを行うのが無難です。
まとめ
「ショーツの黄ばみの原因は?黄ばみや臭いの落とし方は?」いかがでしたか。
ショーツに黄ばみがあると、清潔な女性に見られなくなってしまいます。
また臭いがあると、自分では気づかなくても周りは意外と感づいている事があります。
自分には自覚が無くても、普段からショーツの黄ばみ対策をしていく事が、清潔な女性の基本ですね。