扁平乳頭と気づいたらやるべきセルフケア!母乳育児は大丈夫?
乳首には、陥没してしまったり、扁平乳頭のようになっている「変形乳頭」があります。
女性の乳首の種類は正常乳頭だけではないのです。
扁平乳頭は、授乳がしにくかったり乳腺炎にかかりやすいなどデメリットがある場合があります。
「正常乳頭」とは先が約1cm突起していて、直径およそ1.5cm程度の大きさの直径をしているものです。
こちらが一番女性に最も多いタイプになります。
扁平乳頭になるとどのようなデメリットがあるのでしょう。
また、セルフケアはできるのでしょうか?
今回は扁平乳頭の特徴や対策などをまとめましたので、参考にしてみてください。
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目次
扁平乳頭って何?
変形は主に3種類あります。
一つ目が「陥没乳頭」というもので、乳首の先が乳房に中に埋没してしまっている状態。
真性と仮性の2種類があって、指で引っ張ったりマッサージをすることで乳頭が外側に出てくる場合もあります。
また両方の乳首がそうなっているわけではなくて片方だけの場合もあります。
それから「長大乳頭」というものもありますが、これは先の長さや直径がおよそ2cmを超えている状態で、日常生活で支障はないものの見た目が気になっている女性が多いです。
それからもう一つの変形乳頭が「扁平乳頭」と呼ばれているものです。
でっぱりがなく有頭と乳房が平らになっている状態の乳首のこと。
5mm以下の場合は扁平乳頭と呼ばれる場合が多いです。
ここではその原因と対処法について見ていきます。
扁平乳頭になるとどうなる?
扁平乳頭になると授乳がしにくいというデメリットがあり、症状によると乳がんのサインだったり乳腺になりやすい状態で深刻な病気の可能性もないことはありません。
母乳育児
お産を乗り越えて続いて行うことは母乳育児。
赤ちゃんへの頻回授乳ですが、新生児は口が小さいのでお母さんの乳首が扁平乳頭で短い状態ですと、うまく口に含めることができずどうしてもしっかりと吸い込めなくなってしまうのです。
乳首の付け根部分ばかりが吸われることになって、裂傷が生じてしまうこともあります。
赤ちゃんの乳首に吸い付く力はかなり強いので、始めて授乳するお母さんの乳首が硬くて伸びが悪く切れてしまうようなことがあります。
楽しみの授乳の時間が、ただ苦痛を感じる恐怖の時間へ変わってしまう可能性も。
乳首が切れるとかなり痛みを伴いますので、授乳をするたびにその痛みに耐え続けなければいけなくなるのはとても大変です。
乳輪全体を口にくわえて巻き込むことで、赤ちゃんは授乳しているために授乳しづらいながらも、全然授乳できないということまでにはいきません。
赤ちゃんも工夫をしながら乳首全体を口に含んで強い力を使ってお母さんのミルクを飲もうと一生懸命頑張ります。
しかし、その力に対してお母さんの乳首はまだ強くなっていない状態なので裂傷などを起こしてしまったり、傷がついてしまったりするような可能性があるのです。
どうにかお産を済ませ、いよいよ楽しい赤ちゃんを育てる楽しみの授乳を始めてもそれがとても大変な苦痛を伴う苦行になってしまう可能性があるのは悲しいことです。
まずはしっかりその原因を押さえて、その対処していくようにすれば少しずつ改善されていきます。
扁平乳頭の原因は?
扁平乳頭には先天性のものと後天性のものがあって中学ぐらいで女性の胸が成長していくときに扁平乳頭になってしまってしまう場合があります。
また慢性乳腺炎の場合ですと、乳輪の下に痛みを伴うようなしこりができてしまう恐れがあります。
しかし少数派とは言えゼロではないのでかなり多くの人がこう言った変形乳頭で悩んでいるので様々な対処法というものが医療の世界でも考案されています。
バストの成長の仕方
そもそも扁平乳頭が起こってしまう原因は、乳首の周りが硬くなって周辺の乳房の成長に対して乳首が追いつかず高さが不足してしまっていると考えられています。
つまり、周辺の乳房の成長のスピードが乳首の成長よりも早い場合です。
成長過程で扁平乳頭になってしまう場合がありますが、突然なった場合などは他の病気の可能性などもあるのでお医者さんに相談してみると良いでしょう。
上手く母乳育児はできるのか?
乳首と乳房の境目がなくて乳頭がうまく外側に出ていないので、赤ちゃんは乳頭を舌に巻き込んでおっぱいを吸おうとするため次第に伸びていく場合もあります。
生後まだ生まれて間もないような赤ちゃんは、上手にいっぱいを吸うことがなかなかできない場合が多いです。
口がまだ小さいので深くおっぱいをくわえられなかったり、おっぱいをしようとしても眠っていることが多いために毎日元気がなくなっていたり、口をなかなかうまくを大きく開けることができなかったりするせいです。
本能として赤ちゃんにはおっぱいを吸うことはできますが、効率の良いくわえ方をマスターするにはやはり練習が必要なのです。
赤ちゃんとの信頼関係
当然与える側も様々練習を繰り返したり、工夫を繰り返したりすることによって次第にうまくなっていくというものがあります。
お互いの協力によって授乳が行われるのです。
両者協力し合って授乳していくうちに次第に上手くおっぱいを吸えるようになります。
一方でお母さんの方も与えるのが上手くなり、またおっぱい自身も少しずつ乳首が大きくなっていくということもあります。
最初は痛くて辛くても、靴擦れみたいなもので次第にやっていくうちに解決していくという場合がよくあります。
辛抱強く、自信を無くさないようにして一生懸命赤ちゃんと頑張っていくことが大切になります。
おっぱいをあげようとしてママが拒否されたら少しショックにもなりますし、そういうこともありますが、めげずに続けていきましょう。
扁平乳頭のセルフケア
器具を使う
扁平乳頭は、セルフケアでも治すことができてそのための道具などもいくつか販売されています。
扁平乳首やそれから陥没乳首の場合後でもそうですが、内側に引っ込んでしまっているような状態を解決すればよいわけです。
乳首を引き出すような道具があり、指でうまく乳首を引き出せばよく、市販の乳首吸引器などもあります。
特に仮性の陥没乳首のような場合ですと、乳首の吸引器を使えば効果的と言われています。
清潔にする理由
扁平乳頭は、清潔に保っておくことも大切です。
乳首が陥没してしまったりしている部分などは汚れや垢がたまりやすいので雑菌が繁殖しやすく、それで炎症を起こしてしまうと痛み発熱などの症状を引き起こします。
それを口にする赤ちゃんにも影響を与えてしまう可能性があります。
お風呂で乳頭をしっかりと引っ張って、たまっている汚れをやさしく綺麗にしていくように心がけましょう。
と同時に、その作業と一緒に乳頭が外側に出すようなことをしているので、扁平乳頭などでもうまくそれで解決することがあるのです。
保護器で代用?
「乳頭保護器」は薄いシリコン製で哺乳瓶のニップルのような形をしていますので、これを利用することで赤ちゃんに授乳することもできます。
ママの乳首にかぶせるように装着して赤ちゃんに吸わせるようにすれば、赤ちゃんを吸いやすくお母さんも裂傷が広がってしまうことを防ぐことができます。
産婦人科にあるので相談してみれば教えてもらいますし、それを使用しているうちに次第に乳首が柔らかくなり扁平乳頭が解決するようなこともあります。
また乳首ケアクリームなどをも販売されていて、それで傷口などができてしまった場合はしっかりとケアをすると良いでしょう。
一方で巨大乳頭長大との場合ですとセルフケアで対処するのはかなり不可能と言われています。
陥没乳頭や扁平乳頭とは違って乳頭のマッサージをすればそれ以上大きくなっていくしかありませんので症状が悪化していく一方なのです。
そう考えますと、扁平乳頭が陥没乳頭の場合ですと、まだマッサージなどのセルフケアを行える余地があるという点でまだよいと言えましょう。
扁平乳頭は手術でも治せる?
扁平乳頭は手術で治すこともできます。
変形乳頭が改善されないような場合、本格的に変形乳頭をしっかり治療したいと思っていたりする場合は、病院で手術を受ければ解決します。
授乳機能を失ってしまう?
扁平乳頭を改善できたとしても手術方法が適切でない場合は授乳機能を失ってしまう場合があります。
扁平乳頭も美容外科なので手術を受ければしっかりと治すことができるのですが、しかしそれは授乳機能などをリスクにして手術を行わなければいけないパターンもゼロではありません。
それから手術後に再発してしまったり、美容手術なので保険がきかないと言ったパターンもあるので、よく専門医にしっかり相談すると最適な方法を進めてもらえるでしょう。
仮に未成年であっても保護者の同意があれば手術が可能なのでどうしても悩んでいる人は相談してみると良いでしょう。
扁平乳頭の手術費用は?
治療費は大体5万円程度、大体麻酔時間を含めて1時間前後の手術で簡単に終わることができます。
保険が適用されるかされないかという点は混合授乳予定があるかどうかで決まってくる場合があります。
まだ若く、これから赤ちゃんを産もうとしている人は必要な手術でもあるので治療費に保険が効きます。
ただし、40歳を過ぎていたり、今後赤ちゃんを産むつもりのない人がそう言った手術を受ける場合は単純な美容手術になってしまうので保険がききません。
まとめ
「扁平乳頭と気づいたらやるべきセルフケア!母乳育児は大丈夫?」いかがでしたか。
赤ちゃんも乳頭混乱の原因になりうる扁平乳頭。
混乱乳頭と言って赤ちゃんが哺乳瓶なら飲むものの、母乳の場合だと飲まないというような状態になってしまう可能性があります。
もちろん粉ミルクよりも母乳の方が栄養があります。
色々な扁平乳頭のセルフケアがあるので、試してみてはいかがでしょうか。