それって陥没乳首?真性と仮性の特徴や原因は?
2020/12/27
もしかしたら自分は陥没乳首?
陥没乳首の悩みは、なかなか人には聞けません。
普段の生活には支障ないと思われるかもしれませんが、きちんとしたケアをすることが大切なのをご存知でしょうか。
また、陥没乳首もひとそれぞれで、少女によっては自分で治すこともできます。
今回は、
自分が陥没乳首なのか。
どの程度の症状なのか。
陥没乳首の特徴についてまとめましたので、参考にしてみてください。
目次
陥没乳首は2種類
陥没乳首は大きく2種類に分けられます。
仮性陥没乳首
仮性陥没乳首は、普段は乳首部分が陥没した状態ですが、下着などで患部に刺激が加われば患部が浮き上がってくる状態です。
常に患部が陥没しているというわけではありませんが、普段の見た目に影響が大きいという点ではその不便さは変わりません。
真性陥没乳首
真性陥没乳首の場合、仮性のように患部に刺激を加えたとしてもその状態が変化することはありません。
どんな刺激があったとしても陥没乳首の状態は変わらないので、どちらかといえば重度の症状といえます。
陥没乳首は症状が重度であれば、将来授乳の際に支障をきたすこともあるので注意が必要になってきます。
ごくまれに授乳によって陥没乳首の症状が改善されることもありますが、状態が延々と続いてしまう場合には個別に対策が必要になってきます。
自身にこうした症状があらわれている場合、まずは仮性のタイプなのか、それとも真性のタイプなのか、そのチェックをしていくことから始めていきましょう。
何の刺激もない状態で陥没乳首の症状が起こっていて、そこに刺激を加える、たったこれだけのことで自分がどちらのタイプの陥没乳首なのかを判断していくことが出来ます。
真性の陥没乳首とは
真性の陥没乳首とは、先に挙げたように乳首部分に何かしらの刺激を加えても患部に変化が起こらないケースのことを指しています。
真性の陥没乳首はそもそもどうして引き起こされているのでしょうか?
その原因には先天性のものと後天性のものとがあります。
先天性の場合
先天性の物であれば、乳首周辺に存在している乳腺、乳管などの組織発達が未熟なことで引き起こされています。
先天性の物であれば遺伝的な問題、体質的な問題が関係しているので、素人がそう簡単に治せるわけではありません。
仮性のように一時的に症状が改善されるような特長もないため、とりわけ注意が必要です。
乳管や乳腺が元々短いというのであれば、物理的に患部が陥没してしまうのも致し方ありません。
これに対して後天性の原因にはどういったものが挙げられるのでしょうか?
後天性の場合
代表的に知られているものであれば、乳腺やがんの手術です。
手術によって乳腺組織に何かしらの支障が出てしまい、そこで乳首が陥没してしまいます。
この場合でも乳腺や乳管などの組織に十分な余裕がないことで症状が引き起こされています。
真性の乳首陥没であれば症状を改善するのは難しいと思われている人もいるでしょう。
確かに、先に挙げたように症状が重度であれば素人が簡単に治せるわけではありませんが、日々のケアによってその症状を改善する可能性もあります。
ものによっては陥没した乳首、その見た目を変化させることも可能です。
もちろん、すべての人が陥没乳首を克服できるというものではありませんが、可能性はゼロではない、この点だけは押さえておくに越したことはありません。
陥没乳首は見た目にコンプレックスとなりやすい症状ですし、女性の場合にはそれが原因でパートナーとの不仲、セックスレスにつながる可能性もあります。
将来的には授乳などの場面で不都合が出ることもあるので、症状がすでにあらわれているという人は早急に何かしらの対策を打っていくようにしましょう。
仮性の陥没乳首とは
仮性の陥没乳首とは、真性のケースとは少し異なっています。
先にも挙げたように、仮性の場合には何かしらの刺激を患部に加えるとその時点で陥没の症状は改善されていきます。
その度合いは人によって異なってくるものの、刺激によって陥没状態がなくなるというのであればそれは仮性の陥没乳首です。
普段、下着をつけていてその刺激で陥没乳首が改善される人もいれば、強めに圧をかけなければ患部が反応しないという人もいます。
この判断は素人では難しい面もあるので、必要であれば専門医に相談してその判断をしてもらうのがおすすめです。
この陥没乳首の特長は、常に患部が陥没しているわけではないという点です。
とはいえ、通常時はコンプレックスを感じやすい見た目になっているわけですから、人によっては症状をいち早く改善していくのがおすすめです。
仮性陥没乳首の原因は?
先に挙げた真性の陥没乳首と同じように、症状が改善される可能性はゼロというわけではありません。
そもそもの原因は真性のケースと同じで、患部周辺の乳腺、乳管の長さが十分に確保されていないことで症状が引き起こされています。
少しの刺激でも陥没乳首が改善されるというのであれば、症状はさほど重くはないと判断しても良いでしょう。
もちろん、一口に陥没乳首と言ってもそれぞれのケースで状況は違ってきますし、対策内容も異なってきます。
素人のケアで改善が出来る場合があれば、逆にそうでない場合もある、こうした点は十分に注意しておきましょう。
その上で、症状を改善していきたいという場合には、毎日ケアを続けていくことが大切です。
軽度の症状であれば素人のケアでも十分に対処可能ですし、継続的なケアでコンプレックスも解消できます。
もしも、それでも症状が改善されないようであれば専門の医療機関で手術や治療を受けていく必要があります。
症状改善までの時間を重要視する場合には参考にしていくといいでしょう。
真性と仮性、それぞれのデメリットは?
真性の陥没乳首と仮性の陥没乳首とで、そのデメリットは異なってきます。
まずはその正確な情報を把握していくことから始めていきましょう。
真性陥没乳首のデメリット
真性の陥没乳首の場合、そのデメリットは常に変わらない乳首の状態にあります。
見た目が常に損なわれた状態になっているのですから、コンプレックスの度合いも強くなっていくでしょう。
陥没乳首の状態が長く続いた状態、慢性的な状態になっていくと時に重大な症状を伴うことが考えられます。
具体的な症状を挙げるとすれば、陥没した部位に汚れやほこりがたまって患部で炎症が起こりいやすくなっていきます。
炎症が何度も続くようであれば、陥没乳首も治りにくくなりますし、時に痛みやかゆみなどのマイナスな症状も伴います。
日ごろのケア次第で改善は可能ですが、プラスαで起こりうる症状にはできるだけ気を付けていきましょう。
仮性陥没乳首のデメリット
仮性の陥没乳首の場合、常に乳首が陥没しているわけではありませんが、見た目にコンプレックスがあることに変わりはありません。
陥没が起こっている状態はもちろんですが、刺激を加えて陥没が解消されたとしても乳首自体の形が悪くなりやすいので、結果的にデメリットが多くなってしまうわけです。
仮性の場合であればケア次第で状態は改善されますが、それでも真正の陥没乳首のように患部にほこりや汚れがたまってしまった場合には炎症が起こりやすくなります。
炎症が慢性化することによって仮性の陥没乳首が真性に変化してしまう可能性もゼロではありません。
真性の場合でも仮性の場合でも早めに症状を改善することが大切になってきます。
どちらの場合でもデメリットの内容は異なってきますが、症状は放置していていいことはありません。
むしろ症状が悪化することを考えると、早め早めに何かしらの対策を打っていくようにしていきましょう。
素人なりにケアをするのか、医療機関を受診するのか、その対応は異なってくるものの対策は早いに越したことはないということです。
陥没乳首を放っておくとどうなる?
陥没乳首は放っておくとどういった支障がでてくるのでしょうか?
雑菌の繁殖
先にも挙げたように、患部の周りに汚れや皮脂、ほこりなどがたまりやすくなっていくため、そこで雑菌繁殖が起こります。
それによって肌内部で炎症が起こりやすくなりますし、そこから雑菌が入り込むと乳腺炎にまで症状が大きくなっていきます。
乳首を吸えなくなる?
将来的なことを考えると授乳の時に乳首が目立たないことで支障が出てしまうことがあります。
赤ちゃんは乳首の色とそのでっぱりで位置を確認していますが、ここで挙げた症状が慢性化していると赤ちゃんがうまく乳首を吸えないことも起こりえます。
もちろん、仮性のケースであっても真性のケースであっても授乳が可能かどうかはそれぞれで異なってきます。
とはいえ、なんの症状もあらわれていない乳首に比べると授乳時の困難は大きくなるので、注意するに越したことはありません。
こうした陥没乳首による被害を最小限に抑えるためにも、対策は早めにしていくようにしましょう。
まとめ
「それって陥没乳首?真性と仮性の特徴や原因は?」いかがでしたか。
陥没乳首を治す方法は、乳首を吸引する装置、アイテムを使用したり、あるいは外科的手術によって乳腺や乳管をのばしていきます。
たったこれだけのことで仮性、真性両方の陥没乳首の症状は改善されていきますし、それによって引き起こされていたプラスαのデメリットも未然に防ぐことが出来ます。
見た目だけでなく、将来的なことを考えても、陥没乳首の症状は早めに改善することがポイントとなってきます。