お肌の油分不足が乾燥肌に?増やす対策はあるのか?
2018/05/29
「お肌の油分不足が乾燥肌に?増やす対策はあるのか?」
お肌にとって油分のバランスがとても大切だという事をご存知でしょうか?
乾燥肌の原因の一つに油分が深く関わっています。
しかし油分のバランスはむずかしく、必要以上にあっても逆に少なすぎてもお肌のトラブルの原因に繋がっていきます。
お肌の老化は年齢によるものと一般的には考えられていますが、油分が少なくなることで老化が進行する原因もあるのです。
お肌の油分は増やす方が良いのか?
減らす方が良いのか?
何故老化の原因になってしまうのか?
今回はお肌の油分についてまとめましたので、参考にしてみてください。
目次
肌の油分が減る理由
Q「なぜお肌の油分が減ってしまうの?」
A「油分が減ってしまうのは年齢だけでなく、生活習慣も原因となります」
年齢を重ねるほど肌の乾燥が気になる方は多いですが、乾燥を招いてしまうのはセラミドやヒアルロン酸の不足だけではありません。
水分を抱えておくためには油分が必要であり、欠乏すると乾燥肌・かゆみ・ヒリヒリ感などを招くのです。
20代のころは弾力性のある肌を維持できるので違和感を覚えなかった方も、30代~40代になるとハリがなくなると感じる方が多いです。
年齢を重ねることで食が細ってくると、三大栄養素の一つである脂肪の摂取量も減少していきます。
ダイエットは乾燥肌に?
年齢を重ねる事で代謝量が減りどうしても太りやすい体になってしまう事もあります。
太らないように運動をしたり減量をする女性も少なくありません。
でも無理なダイエットも脂肪不足の原因となり、肌を乾燥させる要因となります。
以前と比べて油分が減ってきたと感じたら、食生活で多めに脂肪を摂るように意識してみましょう。
スキンケアでは乳液とクリームを使用して水分が逃げないようにしてください。
最近はオールインワン化粧品が流行しており、ワンステップで油分補給もできるのでおすすめです。
お肌のぬめりは必要?
洗顔などをしなければ、時間とともに顔に油分を感じてしまう事があります。
清潔感という観点から考えると洗顔をしてスッキリさせたくなります。
しかし適量の油分はターンオーバーを促進させて肌の弾力性を復活させてくれるのです。
内側からハリを取り戻すためにも油分と水分は積極的に与えてあげましょう。
過度の洗顔も油分を減らすことがあるため、洗い方や洗顔料の見極めが大切になります。
年齢肌にマッチした洗顔料を使用して美肌ケアをしてください。
油分が減っていくとどうなる?
Q「お肌の油分が減るとどうなるの?」
A「油分が減ってしまうと、お肌の老化が進んでしまいます」
油分が減っていくほどバリア機能は低下し、様々なトラブルを発生させます。
最初に生じるのは乾燥肌であり、かゆみや炎症の原因になりますし、肌が粉っぽくなることもあります。
油分は肌の大敵と考える方がいますが、多すぎる場合にデメリットとなるのです。
油分は水分と違って、蒸発しにくいのも特徴です。
手のひらに乗せるとわかると思いますが、水分は時間とともに消えていきますが油分は水分に比べ長時間残るのがわかると思います。
適量の油分は肌をダメージから守ってくれますし、水分を抱えるためにも欠かせません。
乾燥肌は老化の近道?
乾燥肌が継続すると老化を促進してしまうので、早めに解消をさせてください。
正常肌やオイリー肌と比べて乾燥肌はバリア機能が弱く、老化が進行しやすいのが特徴です。
年齢より老けて見られる方は肌が乾燥していることが多く、例えば若いころからシワやほうれい線が目立っていたりします。
たるみを深くする原因にもなるので、正常肌に変えていくケアが必要でしょう。
お肌の老化は年齢を重ねる事だけが原因ではなく、乾燥させることによって老化の進行を早めていくのです。
ニキビの原因に?
油分が少なくなることで敏感肌を促進するデメリットもあり、年間を通してニキビや吹き出物が発生したりします。
ニキビはオイリーの状態以外では発生しないと思うかもしれませんが、乾燥からオイリーに進行するケースもあります。
この場合は適量の皮脂で落ち着くことはなく、過剰に分泌されるので毛穴が詰まってしまうのです。
つまり乾燥肌は敏感肌やオイリーに移行しやすい非常に不安定な状態と言えます。
メイクに時間がかかる
メイクの乗りも悪くなってしまい、何度も塗り直しが必要になることもあります。
油分が少ない肌は敏感になって、今まで使用していた化粧品が刺激になることもあるでしょう。
美肌ケアにとって最大の敵となるのが肌乾燥なので、適度の皮脂と水分量を維持できるように工夫してください。
肌が乾燥するとカサカサしてきますし、かゆくなると自然と掻きたくなります。
就寝中に無意識のうちに掻いている方は意外と多く、朝起きると引っかき傷がついていたという方はめずらしくありません。
油分を増やすためには食生活で脂肪の摂取を増やすこと、刺激の少ないスキンケアに変えること、乳液・クリームで油分を補給することなどが大切となります。
乾燥対策をするためには油分を与えすぎるのではなく、適量の補給に留めておくことがポイントです。
オイリーになると毛穴汚れの原因になるので、肌にうっすらと皮脂が浮いている程度がよいのです。
バリア機能を低下させないためにも、正常肌を常に意識してください。
食べ物で増やすことは出来るのか?
Q「油分は食べ物で増やすことができるの?」
A「たんぱく質を摂ることで、油分を増やすことができます」
油分が減りすぎて困っている方には、肌を構成するたんぱく質を十分に補給してください。
食べ物で増やすことも可能で、油分を取ると、顔以外も油分が多くなってしまうのです。
皮脂が多すぎる方が脂肪を摂り過ぎるのはよくありませんが、乾燥肌なら少しくらい多く摂取するくらいが良いのかもしれません。
ダイエットは計画的に
無理なダイエットをすると脂肪が不足して、肌乾燥を招きやすいので注意してください。
巷で人気の置き換えダイエットは大幅にカロリーを減らせますが、カロリー不足に伴って三大栄養素やビタミン・ミネラルが欠乏することもあります。
バランスよく栄養を補給するためにも、置き換えダイエットを長期的に続けるのは注意してください。
正しいターンオーバーを作る
青魚全般は動物性脂肪を溶かして血管を綺麗にし、血液のめぐりをよくしてくれます。
ターンオーバーを正すために最適な食材で、いわし・さんま・さばは特におすすめです。
植物性オイルではシソの実油やエゴマ油などがおすすめで、肌の保湿力を高めることができます。
魚油や植物性オイルが不足するとセラミドも減少し、保水力を維持できなくなります。
ビタミンB群はターンオーバーを正常にしてくれるので、皮脂量が少ない場合は増やすことが可能です。
皮膚・粘膜の健康維持に欠かせない栄養素で、ビタミンB群のサプリで補給するのがおすすめです。
バリア機能を高める
ビタミンEは若返りビタミンと呼ばれており、肌の抗酸化力を高めてバリア機能を正常にしてくれます。
バリア機能の低下を放置すると炎症を引き起こし、さらにダメージを受けやすくなります。
ダメージに負けない肌を手に入れるためにも、ビタミンEを含んだナッツ類を多く食べてください。
アーモンドを筆頭にゴマ・アボカドなどに多く含まれていますが、美肌を目的に摂るならサプリがおすすめです。
今からできる油分不足解消法
Q「お肌の油分を減らさないためには?」
A「必要以上の洗顔やクレンジングには気を付けましょう」
油分不足の解消は今すぐにでも実践できるので、毎日のスキンケアから見直していきましょう。
油分のバランスを考えた洗顔
洗顔料は1日1回の使用が好ましいですが、これは皮脂量を適度にするためです。
洗顔料を使用しないと毛穴が汚れるので1日1回は必要ですが、過度に使用すると肌を乾燥させます。
適量の油分は乾燥から肌を守ってくれるので、日焼けを予防するためにも役立ちます。
肌が乾燥した状態で日焼けをするとあっという間に黒ずんでしまうので、正常肌を維持できるように調整してください。
洗顔すれば水分を補給できると考えるかもしれませんが、皮膚にはバリアゾーンが存在しています。
水は吸収しない性質がありますし、油分を洗い落とすことで乾燥を招きます。
洗顔後は化粧水や美容液でたっぷりと水分を与えてあげて、それから乳液やクリームでケアしてください。
適量の油分を補給することでオイリーを防ぐことができ、正常肌を維持できるわけです。
乾燥が続くとアレルギーやアトピーの原因にもなるので、早めに対処してください。
毎日必要ではないクレンジング
クレンジングは洗顔料以上に肌を乾燥させやすいですが、毛穴の汚れやメイク落としに適しています。
毎日は使用せずに汚れが気になるときだけ使用するなど工夫してください。
お湯でも意外と皮脂は落ちているので、お湯洗顔だけでも相応の効果はあります。
ただお湯だけだと多少ヌルヌルが残るので就寝前に洗うときは洗顔料を使用することをおすすめします。
完全に毛穴を清潔にした状態で眠ることで肌再生を活発にできるのです。
22~2時のゴールデンタイムは肌が元気になる時間帯なので、毛穴に汚れがある状態は好ましくありません。
汚れを完全に落とすことで化粧品の浸透力が上がり、肌をプルプルに変えてくれるでしょう。
朝の洗顔に関しては洗顔料を使用せず、お湯だけで洗っても問題ありません。
もちろん正常肌で乾燥が気にならない方は、洗顔料を1日2回使用しても大丈夫です。
乳液やクリームでケア
Q「乳液やクリームでケア?」
A「水分の蒸発を防ぎ、皮脂のバランスを整えてくれます♪」
お肌の油分不足に即効性を発揮してくれるのが乳液とクリームです。
肌質を問わずに使用するのが好ましく、正常肌を維持させるために役立ちます。
油分が不足した肌はバリア機能が弱くなりますし、肌質が安定しなくなります。
乾燥・敏感・脂性などの状態を繰り返すようになったら、老化を促進しやすい状態と言えるでしょう。
保湿成分で閉じ込める
乳液やクリームのメリットは保湿成分を流さずに閉じ込めることです。
化粧水や美容液の成分は空気に触れるとあっという間に蒸発してしまいます。
水分はクッションの役割を有しており、水分不足は外的刺激を受けやすい状態なのです。
肌乾燥が気になる方が乳液やクリームを使用すれば正常肌に変えてくれますし、逆にオイリーの方は皮脂バランスを調整してくれます。
皮脂でベタベタしている方は強めの洗顔料で汚れを洗い落としてから、化粧水や美容液で保湿をしてください。
それから乳液やクリームを使用して保湿を維持することで皮脂分泌をコントロールできるのです。
紫外線には注意
UVケアに関しては別に必要となるので、必ずUVケア専用のアイテムを使用してください。
肌の油分が減ってくるとヒリヒリすることが多く、ちょっと外出して日光を浴びるだけで痛みを感じることがあります。
刺激を抑えるためには保湿と油分補給が必要であり、スキンケア用品は一通り使用するのがおすすめです。
ケアが面倒な方はオールインワンタイプの化粧品を使用すれば、時間と費用の節約にもなるでしょう。
最近のオールインワン化粧品は高性能化しており、40代以上の女性でもこれ一つで十分なケアができます。
ただしUV機能は十分ではないので、日焼け止めのためにUV専用のクリームは使用してください。
紫外線は肌乾燥の原因となるので、照射量は少しでも減らす必要があります。
まとめ
「お肌の油分不足が乾燥肌に?増やす対策はあるのか?」いかがでしたか。
お肌の油分の量は人それぞれです。
大切なことはバランスであり、多すぎても少なすぎてもお肌に悪影響を与えていきます。
自分の油分の量を知ることで、対策を考えていけますね。
油分と上手く利用することで健康的な美肌作りに繋がっていきます。