濃グリセリンで手作り化粧品|お肌への効果と安全性とは
乾燥肌や敏感肌の女性はいませんか?
また、自分で化粧水などを作ってみたいと考えている方はいませんか?
今回ご紹介する「濃グリセリン」は、お肌に潤いを与える成分。
自家製の化粧水としても使うことができます。
そんな濃グリセリンの事をまとめましたので、スキンケアの参考にしてみてください。
目次
濃グリセリンとは
濃グリセリンとは98パーセントの濃さのグリセリンや純度99.5パーセントのグリセリンといった高濃度の商品です。
濃度が95%以上の商品のことを一般的にさしています。
ドラッグストアでは医薬品のコーナーで購入できますし、手作り化粧品を利用している人なら自然化粧品売り場などで購入することもできます。
ボトルもパウチやプラスチックボトル、ガラス瓶と様々です。
お肌の保湿
精製水にまぜて使うだけで化粧水として使えますし、自分の手持ちの化粧品に混ぜて使えば保湿効果がアップします。
感触もなめらかでみずみずしくこってりとした肌に仕上げる事ができます。
植物由来の成分で安定性に優れていますので直射日光を避けて常温で保管することができます。
保湿力が強く、刺激がないので安心して使え、少量でも十分な保湿効果が期待できます。
化粧品以外にも
化粧品だけでなく医薬品にも使われていますし、電子タバコのリキッドDIYにも使われています。
少量ずつしか使わない方にはポンプタイプのボトルが便利です。
グリセリンは体内に存在する成分ですので安心ですし、ヤシやパームなどの植物性グリセリンが主成分となっています。
パウチタイプの包装でも気密性が高い多層構造のフィルムですので安心して使えます。
濃グリセリンの効果
濃度が95%以上の濃グリセリンは普通の化粧品よりも皮膚の柔軟化に優れ、保湿力が高いので肌荒れ防止に役立ちます。
食用としても使われる
食品添加物のグリセリンは純度が95パーセント以上になります。
石鹸や潤滑剤を作る時にも使われていますし、無色、透明、無臭の粘着質のある液体です。
てんぷらやサラダ油などの脂質を構成する成分で、手作り化粧品に利用できるほか、そのまま食用としても用いられるほど安全性の高いグリセリンです。
グリセリンはキャンディ、ガム、ゼリーなどにも使われています。500ml1000円程度ですが、小瓶なら少量で購入できます。
保存期限の目安は3年程度ですが、開封したら早めに使い切った方がよいので衛生面を考えるなら少量ずつ購入するのがおすすめです。
自家製の化粧水作りに
無添加化粧水を簡単に作ることができ、たっぷりと肌に使えるので保湿力も高まります。
アロマオイルなどをプラスすれば使うたびにリラックスできます。
濃度が高い濃グリセリンは他のメーカーやブランドとはそれほど内容が変わらないので、安心していつも通りの使い方ができますし、乾燥が気になる時にはほんの少量を手に取って薄く肌になじませれば直接使うこともできます。
どのようなスキンケアに使われている?
手作り化粧水
一番使われているのは手作り化粧水で、目安としては、水90グラムと尿素を0.1グラム混ぜます。
そこにグリセリン5グラムとローズ水5グラムを加えます。
植物エキスを配合したり、アロマオイルをプラスしたりすれば自分だけのオリジナル化粧水が簡単に出来上がります。
高額の化粧水と同じくらいの保湿力が期待できるうえ、ほんの少量ですむのでコスパの面からも手作り化粧水を始めると止められなくなります。
水溶性なので水に溶けやすく、体内にある成分なので体にも安全です。
添加物として利用されており、なめるとほのかな甘みがします。
クリームや美容液にも使われていますので、自分の持っている美容液などに混ぜて使うこともできますし、ミストにして持ち歩くのもおすすめです。
ヘアケアやボディーケアに
ヘアケアにも使うことができ、髪に保湿力と艶を与えてくれます。
ボディクリームに使えば全身つるつるになります。
赤ちゃんにも使うことができるほど安全性が高いので安心です。
乾燥による発疹やニキビにも保湿クリームとして使うのがおすすめです。
手を洗った後のハンドクリームとしても便利です。
グリセリンそのものはとろっとした粘液性がありますが、水に溶けると気にならなくなり、すっと伸びてさっと浸透しますから便利です。
安全性や副作用は
濃グリセリンには保湿力のほかに吸湿性があります。
水分を肌に引き寄せて肌をしっとりとさせてくれるのです。
赤ちゃんにも使えるほど安全性が高く、もともと体内にある成分なので口にしても問題ありません。
濃度を薄めて使えば乾燥しすぎることもありません。
副作用もほとんど気にしなくてよいレベルといえます。
分量に注意
注意するべき点は濃すぎてしまうと逆に乾燥を引き起こしてしまうという点で手作り化粧水を作る時には濃度に注意をして早めに使い切ることが重要です。
保存方法
問題になることといえば、雑菌を繁殖しやすくなりますので精製水ではなく水道水を使うことと、使用前のボトルは熱湯殺菌しておくことです。
精製水を使うのなら、保存方法には注意しましょう。
手作り化粧水は1週間に1回のペースで作るのがおすすめです。
濃度が調節できるのは手作り化粧水のメリットですので、冬の感想が気になる時には10パーセントに、夏や梅雨の時期には5パーセントにするなど5パーセントから10パーセントで調整してください。
水道水には塩素が含まれていますが、保存がききます。
精製水の方が肌に負担がかかりませんが、雑菌には注意する必要があります。
皮膚を軟化する効果がありますので毛穴のつまりがとれ、ニキビを解消してくれたり、粘膜を柔らかくしてくれたりといった効果が期待できます。
こんな女性にオススメ
これから手作り化粧水にチャレンジしてみようかなという方におすすめです。
乾燥肌の方
市販の化粧品が肌に合わないような気がする、乾燥が気になるという方にもおすすめです。
ドラッグストアで購入できますから、いつでも始められます。
石鹸を作る、リップクリームを作る、メイクアップ用品を作るといったようにチャレンジしていけば自分の好みの香りと成分で肌を良い状態にキープすることができます。
完全無添化ですので肌への負担も少なく、肌のターンオーバーが正常化され、すっぴんでもきれいな肌をキープできるようになります。
肌の水分保持力を高めてくれる効果もありますので、肌のバリア機能が向上して乾燥に強くなりますし、ニキビや吹き出物などのトラブルも軽減します。
老廃物の除去
グリセリンに尿素をプラスすることで肌の老廃物を除去してくれる効果が期待できます。
クエン酸を加えると弱酸性になり、肌に優しい化粧水になります。
肌トラブルがある方、自分に合う化粧品が見つからない方、敏感肌の方には特に手作り化粧水がおすすめです。
濃度を調整することができますし、肌にあわせて内容物を変えることができます。使い切りなので衛生的で無添加なので安心安全です。
髪の毛にも体にも使えますのでコスパの高さも魅力です。
まとめ
「濃グリセリンで手作り化粧品|お肌への効果と安全性とは」いかがでしたか。
自分で作ることができるので、乾燥が気になる方は一度作ってみてはいかがでしょうか。
スキンケア選びでも、乾燥肌や敏感肌であれば、成分の中に濃いグリセリンが配合の物を試してみることをオススメします。
美肌は.comでは、濃いグリセリン入りのシミにアプローチしていく「シミウス」の記事もありますので、参考にしてみてください。