間違えっているデリケートゾーンの臭いケア|知らないと大変?
2018/04/29
女性の方は、いい香りをさせることも大切ですが、嫌な臭いの発生には気を付けなければいけません。
良かれと思っていてやっている行為が、実は臭いの原因になっていることがあります。
また良い香りを漂わせているはずが、実は周りからは嫌気を指すような臭いになっていることがあり、自分では気づいていない女性は少なくありません。
今回は、そんな間違いやすい臭い対策をまとめましたので、参考にしてみてください。
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目次
女性の体臭
汗の臭いや口臭など、様々な体臭は臭うと人に迷惑をかけているようで、とても気になってしまいます。
そして女性の場合、特に気になってしまうのがデリケートゾーン臭いです。
デリケートゾーンは経血やおりものなどによって、独特の臭いを発することがあります。
するとその臭いが漏れていないか、他の人の迷惑になっていないか気になってしまいます。
雑菌が臭いの原因
女性の体臭の場合、原因の多くは雑菌にあります。
特にデリケートゾーンの場合、おりもの・経血・垢など、雑菌の餌となるタンパク質が豊富に付着しています。
また、デリケートゾーンは他の部分よりも風通しが悪く、湿気も溜まりやすい状態になっています。
つまり、デリケートゾーンは身体の他の部分に比べて雑菌が増えやすい環境にあるため、臭いも強くなりやすいのです。
そこで大切なのが体臭を防ぐ対策をとることですが、この時臭いケアの方法を間違えてしまうと、臭いが悪化してしまう恐れがあります。
そのため、どのようなニオイケアが有効なのかを把握しておくことが重要となります。
そしてニオイケアを選ぶうえで重要となるのが、体臭が発せられる原因を知ることになります。
体臭は雑菌によって発せられることが多いため、それに合った対策をとることが重要となります。
臭いを消す方法
臭いを消す方法としては、大きく次の4種類に分けることができます。
多くのニオイケアの場合、これらの方法を組み合わせて行います。
ペアリング・マスキング消臭
これはいい香りや強い香りのものをつけることで、臭いを消す方法になります。
具体的には消臭芳香剤や、香水が挙げられます。
物理的吸着による脱臭
これは悪臭の原因となる成分を吸収する方法になります。
具体的には炭等が挙げられます。
中和による消臭
これは悪臭の成分に化学反応を起こさせ、臭いのない成分に変える方法を指します。
例えば尿などのアルカリ性のものに対しては、酸性のクエン酸を使用すると中和され、臭いのない成分に変わります。
また、汗などの酸性のものに対しては、アルカリ性の重曹を使うと中和され、臭いのない成分に変わります。
生物的消臭
これは悪臭の原因となっている雑菌を除去する方法で、例えば殺菌作用のある消臭剤やクリームを使うなどが挙げられます。
デリケートゾーンの消臭の場合も、多くはこれらの方法をいくつか組み合わせた形で消臭剤やクリームを使用したり、清潔にする方法が有効となります。
ただし、どの方法を利用する場合も、やりすぎはかえって逆効果になってしまうので注意が必要です。
ニオイを悪化させるケア
一方、ニオイケアの中には、臭いを悪化させてしまう方法もあります。
その中でも特に代表的なのが、次に挙げられる3つの方法になります。
デオトラントシートの多用
デオトラントシートには殺菌効果を持たせるために、アルコールが多く含まれている場合が多いです。
そしてアルコールを多く含むシートで何度も拭いてしまうと、本来肌に必要な水分や皮脂まで拭き取ってしまう恐れがあります。
肌が次第に乾燥し、皮脂がより多く分泌されるようになります。
すると皮脂が毛穴をふさぎ、雑菌がより繁殖しやすい環境になってしまいます。
制汗スプレー
汗を防ぐ効果が期待できる制汗スプレーの使用も、ニオイを悪化させてしまう恐れがあります。
制汗スプレーには汗を防ぐ成分や、汗を吸収する成分が含まれています。
しかし、汗が吸収されることにより肌の乾燥が促進され、皮脂がより多く分泌される恐れがあります。
また、制汗剤が刺激となり汗の分泌を促進させる可能性もあります。
香りでごまかす
ニオイを他の香りで上書きする香水もニオイを悪化させる可能性があります。
強い香りの香水をつけたとしても、体臭の根本的な原因が改善されたわけではありません。
そのため、香水の香りと体臭が混ざり合い、さらに強い臭いに変わってしまう恐れがあります。
間違えた洗い方
体臭を改善する為には、身体を洗うことも有効です。
身体を洗うと汗や汚れを落とすことができ、雑菌の繁殖を防ぐことができます。
ゴシゴシ擦る
清潔に保とうと、ゴシゴシと何度も洗うと、逆効果になってしまう恐れがあります。
デリケートゾーンは他の部分の皮膚に比べて、とても薄いです。
そのため、少しの刺激でも傷つきやすいです。
強い力でしっかり洗ってしまうと、皮膚が傷つき、雑菌が入り込みやすくなってしまいます。
また、何度も洗うことで本来皮膚に必要な皮脂も洗い流されてしまうと、皮膚は必要な水分を十分に保つことができなくなってしまいます。
すると皮膚は少しでも水分を保とうと、皮脂を多く分泌するようになります。
しかし、皮脂が多く分泌されると毛穴が詰まりやすくなり、その部分に雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
カンジタ膣炎
膣内には様々な菌が一定のバランスを保ちながら生息しています。
しかし洗浄力の強い石鹸で膣を洗ってしまうと、本来体に必要な菌が失われてしまいます。
するとカンジダ菌が大量に発生し、「カンジダ膣炎」を引き起こす原因となってしまいます。
このように、ゴシゴシと何度も洗うと、逆に雑菌が増えやすい環境になってしまいます。
そのためデリケートゾーンを洗う際は弱い力で、刺激の弱い石鹸を使って洗うようにしましょう。
臭いの原因を勘違いしている
ニオイケアを行う上で重要なのが、臭いの原因を理解することです。
というのも、臭いの原因となるのは大きく分けて「ワキガ」と「体臭」の2種類があり、臭いを発生させる原因が異なるためです。
ワキガの原因
まずワキガはアポクリン腺から分泌される汗が、雑菌によって分解されることによって生じる臭いになります。
そもそも汗が分泌される場所は、「エリクン腺」と「アポクリン腺」の2種類があります。
「エリクン腺」から分泌される汗は水分がほとんどを占めるのに対し、「アポクリン腺」から分泌される汗にはタンパク質・脂質・糖質・アンモニア・鉄分など、多くの成分が含まれています。
これらの成分が様々な菌によって分解されることにより、臭いが発生します。
このアポクリン腺は、デリケートゾーンや脇の下など、限られた部分だけにあります。
そしてアポクリン腺の数が増え、一つ一つの大きさが大きくなることにより、ワキガの臭いも強くなるのです。
参考→アポクリン腺を減らす事は?6種類のセルフチェックとワキガケア8選
体臭の原因
一方、体臭は内臓機能の不調や、汗と皮脂が混ざったアブラ汗が雑菌に分解されることによって生じる臭いを指します。
これはストレスや食事の内容、ホルモンバランスの乱れなどによって、汗に含まれる成分が変わることによって生じます。
この場合、汗をかきやすい部分で特に強くなります。
臭いの原因はワキガなのか、体臭なのかによって異なります。
もし臭いの原因を勘違いして対策してしまうと、十分な効果が得られないので注意しましょう。
まとめ
「間違えっているデリケートゾーンの臭いケア|知らないと大変?」いかがでしたか。
良かれと思っていたことが、実は間違えてたことってあるかとおもいます。
デリケートゾーンは、名前の通りデリケートで影響を受けやすい部分。
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