汗がアンモニア臭い原因は?!セルフチェックと対策方法とは
2018/04/29
自分の汗、もしかしたら「臭い?」と感じている方はいませんか。
汗が出たとたん臭ってしまう方はいませんか。
皆さんは「アンモニア臭」をご存知でしょうか?
今回は体から臭う原因の一つである「アンモニア臭」について調べましたので、参考にしてみてください。
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目次
かいた汗そのものが臭う原因
時間の経過によって臭う汗
汗をかくと臭いとして発してしまう事もありますが、人によっては独特のアンモニア臭がすることがあります。
汗の臭いは自分では気づかず人から言われて気づくこともあります。
汗の臭いは汗をかいてすぐは臭くなくても時間がたつと臭くなったり、かいた汗そのものが臭いことがあります。
時間がたつと汗が臭くなる原因は、かいた汗を餌にして繁殖した雑菌の臭いです。
この場合は汗をかいたら拭くなど臭いとなる汗を抑えることで解消することがあります。
汗をかいた直後から臭う汗
かいた汗そのものが臭う場合の原因には体の機能が低下していることが考えられます。
考えられる原因には、肝臓、腎臓の機能低下、筋肉疲労、ストレス、血行不良の4つがあります。
疲労や飲み過ぎなどで肝臓、腎臓の機能低下でアンモニア臭が発生することがあります。
腎臓の機能低下でアンモニアが分解できなかったり、肝機能の低下は毒素を尿素にできず皮膚からアンモニアを排出するため汗からアンモニア臭がします。
筋肉疲労は、急に激しい運動をすると乳酸がたまり血液に流れ、乳酸と相性が良いアンモニアの量が増えます。
血行不良になると酸素を汗腺に届けることができず乳酸が汗の中で増加してアンモニア臭となります。
ストレスは体内の代謝や体の機能を低下させて汗がアンモニア臭になることが考えられます。
どんな人がなりやすいの?
腎臓機能の低下
かいた汗自体がアンモニア臭になる人は、体に疲労が溜まっている人や、激しい運動をした時や体調不良の時や血行不良の人などです。
疲れが体に溜まっている場合は、腎臓の機能が低下します。
腎臓の働きはアンモニアをろ過して尿として排泄しますが、腎臓機能が低下するとろ過する機能が低下してしまいます。
血行不良
血行不良は体を冷やすと血流が悪くなって毛細血管が縮小する原因となります。
血行不良になるとアンモニアなどの臭いを発生させる物質が大量に発生してしまうのです。
腸内環境の悪化
腸内環境が悪化していてもアンモニア臭の汗をかくことがあります。
腸の機能が低下すると尿素をアンモニアに分解する酵素が雑菌の繁殖で増加することでアンモニアが生成されます。
便秘の場合も溜まった便がアンモニアを発生させることがあり、それが血流にのって汗として分泌されることがあります。
激しい運動
激しい運動をしたり、体調不良の時にもアンモニア臭のする汗をかきます。
これは筋肉内に乳酸が増えて血液に流れ出して汗も乳酸を含んでアンモニア臭を発生さていくからです。
他にも精神的に緊張する人は暑い時にかく汗よりも精神性発汗の場合は一気に出るのでアンモニア成分の多い濃度の高い汗をかきます。
食事
高タンパク食の摂取が多い人など食生活が偏っていてもアンモニア臭のする汗をかくことがあります。
病気の可能性も
アンモニア臭のする汗をかく場合、いくつかの原因の改善を試みてもアンモニア臭の臭いが改善されない場合は、病気の可能性も考えられます。
考えられる病気や生活習慣の問題がある可能性があります。
考えられることには鉄欠乏性貧血、腎機能障害、慢性疲労、糖尿病、痛風などです。
鉄欠乏性貧血
鉄欠乏性貧血は、食生活で鉄不足が原因で起こります。
血液の中に鉄分が不足すると体に酸素が供給されず酸素不足になります。
酸素不足はエネルギーの不完全燃焼となり乳酸が大量に分泌され、乳酸量とアンモニア量は共に増加するためアンモニア臭が強くなります。
参考→ヘム鉄と非ヘム鉄の不足と効果|鉄分欠乏症貧血症状の予防と治療
慢性疲労
慢性疲労は疲労臭とも言われるアンモニア臭がします。
疲れていると内臓の働きが弱くなり、腎臓や肝臓などの低下につながり、老廃物の排泄機能が弱くなり分泌しきれない分が臭いのもとになります。
痛風
痛風では尿酸の結晶が腎臓に溜まることがあり、腎臓機能の低下につながりアンモニア臭がします。
糖尿病
糖尿病の場合には甘酸っぱい汗がでます。
またカビ臭いような汗の臭いがある場合は肝機能低下や肝機能障害がある可能性があります。
肝臓は体の有害物質を解毒する作用があり解毒する際には食べ物に臭い成分も一緒に分解します。
肝臓の働きが弱くなったり障害がある場合には、解毒や分解機能が損なわれることで体の様々な臭い物資が、血液に混じり汗と一緒に排出されるためカビのような臭いがする場合があります。
自分の体臭のチェック方法
自分ではわかりにくい体臭ですが、チェック方法があるので自分でも体臭をチェックすることができます。
体臭に気づくことは、体臭を改善するだけではなく、様々な病気や生活習慣の乱れなどを発見することも可能になります。
セルフチェックのタイミング
セルフチェックの方法は、お風呂上がりに衣服をチェックする方法があります。
お風呂上がりは体もキレイになっているので、体臭を敏感に感じることができます。
体はキレイになっているので入浴前に着ていた衣類の臭いを嗅ぐことが良い方法です。
朝など寝起きにパジャマや枕を確認するのも良いです。
寝ている間にはコップ1杯程度の汗をかき、布団など寝具で蒸れやすくもなっています。
朝起きたら枕やパジャマの背中、襟首、脇などを嗅いでみると汗の臭いがわかります。
家族に聞いてみる
自分の体臭は自分では気づきにくいため、自分以外の家族などに意見を聞いてみるのも良い方法です。
体臭について意見を聞くことは恥ずかしく思うこともあるので、家族に聞くと本音で体臭について言ってくれることが殆どです。
家族では同じ体臭がある可能性もあるので、同じ臭いであれば家族では特に臭いに気づかないこともありますが、いつもの体臭とは異なる病気が原因になっている臭いなどは敏感に感じ取ってくれる可能性は高いです。
アンモニア臭の対策方法は
アンモニア臭など体臭を改善するためには対策方法があります。
病気が原因の場合には体臭などからも気づくことができるため、早めに病院を受診すること大切です。
体臭の対策方法にはバランスの良い食生活、アルコールを控える、デオトラント、適度な運動、食物繊維を摂ることなどです。
食生活の改善
食生活では肉類が多くアルコールの摂取量が多い場合は、血行不良となりアンモニア臭などの体臭の原因となります。
バランスの良い食生活で血行促進や腎臓、肝臓によい成分を摂ることでアンモニア臭などがしない汗をかくようになります。
また、腸内環境を減らすことは悪玉菌を減らしてアンモニア臭の汗をかきやすくなるため、ごぼう、キャベツ、キノコ類などの食物繊維を摂ることで腸内環境を改善します。
忙しいとバランスのよい食生活や食物繊維を摂ることも難しいため食生活を補うためにサプリメントを活用するのも良い方法です。
有酸素運動
運動はウォーキングなどの有酸素運動を取り入れると良いです。
代謝がアップして血流が良くなり、乳酸を減らすことにつながるためアンモニア臭の原因を解消することができます。
お風呂
またシャワーだけではなくお風呂にしっかりつかって血行を良くしたり、様々な対策方法を行なっていても改善するまでは汗の量や臭いを抑えるデオトラント剤を使うことも効果的です。
まとめ
「汗がアンモニア臭い原因は?!セルフチェックと対策方法とは」いかがでしたか。
もし自分からアンモニア臭がするのであれば、自分だけではなく周囲にも迷惑をかけてしまう事があります。
この記事を参考に、セルフチェックをし対策していきましょう。
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