暑くないのに脇汗が垂れる原因と手術での対策とは
2020/12/27
おしゃれに着こなしても、脇汗が染み出てきて恥ずかしい思いをしたことないですか?
自分は他の人より脇汗がでている?と思っている方はいませんか?
脇汗が出てしまう原因と対策などをまとめましたので、脇汗が気になるのであれば参考にしてみてください。
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目次
汗がでる原因は?
動物は、さまざまな気候に合わせて体を守るために体温調整をすることになりますが、人間であれば洋服を重ねて着たり脱いだりといった調整の他にも、汗で体温調整をしていることになります。
動物の中でも、犬になると肉球にしか汗をかかないものであり、鳥になると全く汗をかかないので汗腺を持っていません。
しかし、呼吸によって体温調整をしており、気温が上がれば息が荒くなってそれによって体温を下げています。
人間の場合には、汗腺から汗を出すことによって体を冷やしており、脇汗がたくさん出てもそれは熱中症予防など体を守るためのことでもあり異常ではありません。
人間が汗をかく理由としては、3つの要素があります。
温熱性発汗
暑い気候の時に体温を36度前後に保つための行われる温熱性発汗。
精神性発汗
緊張や興奮によって汗が出る汗もあります。
例えば面接に行ったり大舞台に立ったりといった場合の緊張した時。
ホラー映画を見たりスリルを味わうアトラクションに乗ったりといった場合に、体全体というよりも手のひらや足の裏など部分的に汗が出ることも多いものです。
味覚性発汗
また、味覚性発汗ではカレーライスやトウガラシが入った食べ物など辛いものを食べた時に反応して出る汗もあります。
暑くないのに脇汗がでる原因は?
暑い時には、体温を調整して平熱を保つために発汗することになり、とくに体の中でも脇は汗をかきやすい部分となります。
しかし、暑くもないのに脇汗が出る原因として、辛いものを食べた時や緊張をした時意外にも脱毛施術を受けたからという理由もあります。
脱毛施術の影響?
ムダ毛の処理は女性にとって欠かせないものであり、とくに脇毛は身だしなみとしていつでも一本もムダ毛が生えていないような状態を保ちたいものです。
そこで、近年では脱毛施術を受けている女性も増えており、完了してしまえばもうムダ毛の手入れから解放されていつでも生えてきていないか心配することなく過ごすことができます。
しかし、それとともに脇に垂れるほど汗が出るように感じるようになったという女性も増えています。
毛が無くなると汗が増える?
毛穴の中に毛があることでワンクッションおいて汗が出てきたり少しずつ蒸発していたものが、毛がない状態となると突然毛穴から汗が流れ出てしまうことになるので、汗が垂れるようになったと感じてしまうことになります。
実際には汗が出る量は変わっていないのですが、毛穴に毛があるのとないのでは大きな差にもなってきます。
また、脱毛後にはこのようなトラブルはありがちと言われていることもあり、それを気にしてしまうことで精神性発汗を促してしまうこともあります。
汗を抑える治療方法は
汗には二つの種類があり、アポクリン腺が原因となるワキガとエクリン腺が原因の多汗症があります。
アポクリン腺は、体の中でも脇や耳の裏などの限られた部分にしかありませんが、そこから出る汗は水や塩分以外にもさまざまな成分が入っているので、それが原因となってねっとりとしていて臭いを発することになり、重度になるとワキガとなってしまいます。
一方、エクリン腺になると少量の塩分以外は水分となるので、臭いの心配はありません。
ワキガと多汗症は、ターゲットとなるものが違うことから治療の方法も違ってきます。
手術による治療
汗の悩みにはさまざまな治療方法があり、中でもアポクリン腺とエクリン腺の両方に効果がある方法もあるのですが、多汗症の治療をしたいという場合には、手術やボトックス注射、マイクロ波やレーザーの照射などの方法があります。
費用の面では、多汗症の手術が一番高額な負担となりますが、一回の手術でエクリン腺を取り除くことができるので、何度も治療を受ける必要がありません。
マイクロ波では傷口が目立つこともなく、レーザーになると永久脱毛までできるので、女性が脇に利用するにはムダ毛処理からも解放されるので助かります。
軽度の症状であればボトックスが向いており、費用は手頃なこともあって利用しやすさがあります。
脇汗手術のデメリット
今までずっと悩んでいた脇汗の治療を受けて、これでもう悩むことがないと安心してしまいがちですが、中には手術を受けたことで新たな悩みを抱え始める人も出てくることもあります。
脇毛が生えてこなくなる?
汗腺は、毛穴の奥にあることからそこに生えている毛にも大きな影響を与えてしまうことになり、治療によって毛根にもダメージを与えてしまうことから脇毛が生えてこないというトラブルもあります。
女性にとっては脇毛が生えてこないことはムダ毛処理が楽になるので嬉しいことなのですが、男性の場合となると全く脇毛が生えていないことに違和感を感じて、新たに悩み始める人もいるかもしれません。
術後臭
術後臭と言う言葉を聞いたことがありますか?
脇汗対策として治療を受けて脇の症状がおさまったものの、ほかの部位からその分の汗が出るようになったり、多汗症治療でワキガの症状が出てしまった、脇の臭いが体中に回ってしまったと感じる人もいます。
これは、手術を受けてすぐに症状を実感するという人は少なく、術後一年以上経過してから感じる人も多くいます。
取り忘れた汗腺が原因となっていたりとその理由はさまざまですが、そんな時にも対処してもらえる保証が備わっているクリニックを選んでおけば、手術後も安心です。
脇汗を抑えるセルフケア
脇の汗をかくということは、体を正常に保つために必要なことではあるのですが、あまりにも大量な汗をかいていれば人と会う時には身だしなみとして恥ずかしいことになってしまいます。
洋服に染み出てしまうような汗であれば、何かしら対策をしておくことも重要です。
脇汗パット
脇汗パッドは、使い捨てで清潔に保つことができるアイテムで、テープが付いているので洋服の脇部分に貼りつけるだけの手軽さがあります。
ノースリーブや半袖でもパッドが見えない袖の長さの洋服を選ぶ必要が出てきますが、洋服に汗じみを作らせないことから長くきれいな状態でその洋服を着ることにも役立ちます。
デオトラント商品
肌に直接塗ったり吹きかけるデオドラント商品もたくさん販売されていますが、その中でも種類を選ぶことは重要です。
パウダーが入っていれば、乾燥させて汗を染み出させることはありませんが、肌が乾燥することから体が反応してよりたくさんの汗を分泌させようとするために逆効果となるケースがあります。
軽度の症状には効果的ですが、重度になると肌の保湿効果も重視した商品選びが必要になってきます。
配合している成分に注目すること
汗を抑えるとともにかいた汗の消臭成分「柿タンニン」や殺菌効果のある「イソプロピルメチルフェノール」が入った制汗剤やソープ等を選ぶといいでしょう。
まとめ
「暑くないのに脇汗が垂れる原因と手術での対策とは」いかがでしたか。
脇の汗は気になれば気になるほど、出てきてしまいます。
また服装によっては目立ってしまったり、臭いの原因にもなってきます。
原因と特徴を知って、先ずはセルフケアしてみましょう。