チョコレート嚢胞の原因と症状|不妊娠への影響は?
2020/12/27
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目次
チョコレート嚢胞と診断されてもよくわからなかった方へ
チョコレート嚢胞(のうほう)と診断されても、いまいちピンっと来なかった人もいるのではないでしょうか?
診断された場所が産婦人科であれば、緊張してしまう事もあり、チョコレート嚢胞が何なのか詳しく聞けなかった女性も多いと思います。
「チョコレート」と名前が付くので、甘いチョコレートを思い出しますが、それとはまったく関係ないと言えるのが、チョコレート嚢胞の症状です。
今回はチョコレート嚢胞(のうほう)に関してまとめたしたので、参考にしてみてください。
チョコレート嚢胞に関する口コミ
わたしが低容量ピルを飲み始めたキッカケが、子宮内膜症(チョコレート嚢胞)だったんですけど、ホント〜〜にずっと病気だって気づかなかったし生理が重いのも体質で仕方ないことだと思ってた。
気づけたのはなんとなくで受けた子宮頸がん検診のおかげだよ〜〜。
病院行くって大事だなと思った。— つきみ (@tukimimemo) 2017年3月4日
25歳過ぎたら絶対一回は婦人科検診行って〜!わたしも自覚症状無しだったけど卵巣嚢胞繰り返して最終的にはチョコレート嚢胞になって手術しました。半年で10センチになってた。
女性器は細胞分裂が活発だから病気の進行も早いんだって。一回も行ったことないって人が多くて心配になる(;∀;)— にこ (@nico70555) 2017年3月4日
@whokpk4r87 実は全摘してる私。内膜症酷くてチョコレート嚢胞もあり、出産時の大出血で片方の卵巣と共に摘出されました💦それでも、子宮頚がんのリスクはあり毎年検査してます。D様が理解してくださると良いね。一部の男性は女性特有の臓器に固執するから😰😰😰
— Bell(のんびり^^) (@k_po_pegasus) 2017年2月28日
私は今生理痛でのたうち回ってるけど、生理痛が酷い皆様は是非産婦人科へ。後輩がチョコレート嚢胞こじらせて大変そうだったので。
— 江口 (@eguchi_33) 2017年2月28日
@abe2gumi 子宮筋腫、チョコレート嚢胞がそれです。チョコレート嚢胞は大半が良性のだけど稀に悪性もあるから気をつけよう。他の臓器に癒着してるとその臓器の運動をぬぶらせる。うちの場合は腸だったから便秘がすごくて腹痛のあまり吐いてました。
— 安部 (@abe2gumi) 2017年2月26日
子宮筋腫は大きいけど、場所的に貧血には関係が無さそう。
それより、チョコレート嚢胞が見つかってしまい…(´・_・`)生理痛は子宮筋腫じゃなくて子宮内膜症が原因っぽい。
— ♭(カエル) (@mrcc18114452) 2017年2月26日
@macaron13x 私の友達がチョコレート嚢胞で手術しなければいけないとき、本当は四人仲良し組で海外旅行計画してたんだけど手術しないといけない大きさになっていて1人残し3人で行ったよ。帰ってきてから1度だけ面会に行ったよ。子宮のオペは女性には不安な病気だから。
— you (@YTrezor) 2017年2月19日
卵巣嚢腫、卵巣チョコレート嚢胞の腹腔鏡手術から今日で丸一年です。手術痕がケロイドになっちゃって形成外科にかよったり色々ありましたが、二足歩行ができるようになったのに感激しました。今では走れるようにもなったし!
— ねねちゃん (@db18kj8) 2017年2月3日
私も言わせていただく。子宮頸がんの検査はやっといたほうがいいよ。私のはチョコレート嚢胞だったけどこれ年齢によってはガン化することもあるし自覚症状ないこともあるから。
— ペッシュ (@pesch_v) 2017年2月1日
大きさは変わらず5cm…そろそろ手術考えようかな…癒着してるだろうって言われてるし今は自覚症状ないけど突然出たらと思うとなあ…
何より年齢と共に少ない確率だけど癌化する確率も上がるみたいだしそんなのをお腹に残しとくとか嫌すぎだろ…
チョコレート嚢胞って可愛い名前付いてる癖に…— けー@今年もぢぇらっこ (@higu_ki) 2017年1月30日
チョコレート嚢胞とは
女性の方なら「子宮内膜症」はご存知でしょうか?
子宮内膜症とは、
子宮内膜は卵巣からのホルモンの作用で肥厚しますが、妊娠しないと剥離し、月経となって体外へ排出されます。
この子宮内膜が正規の子宮内腔になく、骨盤の腹膜や、卵巣などの中に入り込んでいる場合を子宮内膜症と呼びます。
月経に伴って組織の中に出血するため月経痛が強く、性交痛を訴えるかたもいます。
一般のかたには5-10%の頻度でみられるのに対し、不妊症では20-30%にみられ、不妊の原因のひとつと考えられています。
今回のチョコレート嚢胞とは、子宮内膜症が卵巣内部で起こる事を言い、卵巣の中に嚢胞「血液や浸出液などの液体成分が溜まった袋状のもの」が出来てしまい、その中に古くなった子宮内膜が溜まっていってしまう事です。
この溜まっていく血液は時間とともに酸化していく事で、チョコレートの様な色と粘り気のある物に変化していくところから「チョコレート嚢胞」と言われています。
そのままにしておくと「卵巣ガン」になる可能性もあります。
チョコレート嚢胞の原因
チョコレート嚢胞になる原因については、今現在ハッキリしていない部分もあります。
可能性として考えられるものは
生理中の血液が逆流して腹腔内へ入る
何かしらの影響により組織に変化が起こる
先天的(遺伝)なもの
アレルギーによる影響
チョコレート嚢胞になる可能性が高くなると言われている理由
出産経験が無い
20~30代
初潮の時期が早かった場合
昔に比べて初潮の年齢が低くなり閉経年齢が高くなっています。
生理の回数が増える事で、エストロゲンの作用する状況が増える事になり、子宮内膜症になる確率が上がり、また働く女性が増えている事でストレス社会を生んでいる事も影響していると言えます。
これにより子宮内膜症、今回で言えば「チョコレート嚢胞」の女性が増えているのです。
チョコレート嚢胞の症状
一番辛い症状は「生理痛」ではないでしょうか。
月経を重ねていく事で、痛みが強くなってしまう傾向があります。
その他の症状
骨盤痛
性交痛
排便痛
不妊
不正出血
腹痛
便秘
下痢
過多月経等があります。
先ほども言いました生理痛の他にも、性行為時や排便時、普段何もしていないときにも腰痛などの傷みを感じる場合もあり、チョコレート嚢胞は一般的な子宮内膜症より痛みを強く感じる場合があります。
年齢を重ねるにつれ増殖していき痛みも強くなっていき、更には卵巣は5cm以上膨らんでいくと破裂してしまう可能性もありますので、早めに診断してもらいましょう。
エコーやCT、MRIでの簡単な検査なので、難しく考えずに診察する事が大切です。
治療の仕方は?
治療の仕方は、状態によって異なります。
大きく分かれて2つの方法で治療していきます。
薬物療法
目的としては「症状を和らげる」考えになります。
人によっては激痛が走るチョコレート嚢胞、その痛みを和らげたり、進行を遅らせていきます。
妊娠を希望しない女性の場合は、低用量ピルをつかったり、閉経が近い女性には「GnRHa療法」をしたりと、その女性に合わせた方法がいくつかあります。
手術療法
チョコレート嚢胞が大きくなっている場合は手術を行う事もあります。
これにもいくつかの方法があり、将来的に子供を希望するかしないかによっても大きく変わります。
薬餌療法だけでは妊娠を希望する事が難しいとされ、必要ならば医師から提案される場合もあります。
大きくなってしまった卵巣は、切断しなければいけない場合もあるので、日ごろから異変に気づいたら早めに婦人科に行くようにしましょう。
妊娠への影響は?
症状が悪化した場合、疾患を持つ約半数の方に不妊を認める報告があるので、このことからも早めの診断が必要になってきます。
この理由は受精卵が出来ても、卵管を通る事が出来なく着床できないため妊娠が出来なくなってしまうからです。
妊娠の確率が低下
手術を行う場合、卵巣は体の中に2つ存在しているので、片方を切除した場合でも妊娠する事が出来ます。
ただし2つあるものが1つになるので、確率が低くなると言われています。
妊娠とは別に症状が重くなっていくと、性行時に痛みを感じる事もあり、それも妊娠の可能性を低下させていきます。
何度も言いますが、異変を感じたら直ぐに婦人科に行く事が大切です。
ガンになる事も
チョコレート嚢胞事態は良性と言われていますが、長期的に放置していく事は卵巣ガンの原因になる場合もあると言われています。
卵巣ガンはリンパ転移しやすいとも言われ、最近では若い年齢層の方も増えてきていると言われています。
動画で解説
動画も載せておきますので、簡単にでも覚えておくことが大切です。
大切な事は少しでもいいので意識しておくことですね。
まとめ
「チョコレート嚢胞の原因と症状|不妊娠への影響は?」いかがでしたか?
女性にとって今や子宮内膜症は身近な存在となってきています。
何度も言いますが、チョコレート嚢胞の影響は長期的にも影響してきます。
今回の記事を見て、日ごろから少しでも気にかけて頂ければと思います。