生理前中後、妊娠中のキャビテーションは辞めた方がいいの?
2020/12/27
目次
キャビテーションとは
cavitation(キャビテーション)とは、特殊な超音波を発生させ圧力の差によって細胞同士を衝突させて破壊、脂肪を乳化させ体外に排出されやすい状態にしていく事です。
お腹が気になったり、ふくらはぎを細くしようとしてジョギングやエクササイズをしても自分が気にしている部分だけが痩せてしまったり、なかなか思うように効果を得られない事があります。
キャビテーションはエステサロンは勿論の事、今では専用の機器で自宅でもでき、人気の一番の理由が自分が気になっている部分を狙って脂肪を溶かす事です。
生理中のキャビテーションは大丈夫?
キャビテーションを継続していくうちに生理中の時と重なる場合もありますよね。
その場合エステサロンによってはキャビテーションを断られる傾向にあります。
(場所によっては腹部以外ならやってくれる場合もあります)
何故断られるのかと言いますと、キャビテーションは脂肪を溶かして排出されやすくなり、その過程で肝臓に蓄積され血液を通して排出していくのですが、生理中だと普段よりも経血が多くなる場合があります。
経血が多ければキャビテーションの後に必要なマッサージ(乳化した脂肪を効率よく流す行為)等が出来ない場合もあります。
また生理によって血液が減少していくと、身体は減少を抑制しようと働き出すので、脂肪を溶かしても排出されにくくなってしまいます。
生理中はホルモンバランスが乱れやすくなり体重が増えやすい状態であることも、効果が半減してしまう理由の一つです。
個人差はありますが、ホルモンバランスの乱れによってお肌が敏感になる方もいらっしゃいます。
敏感になっているのであれば、刺激を抑える事をしなければお肌のトラブルに繋がっていきます。
生理中は身体に負担をかけている時なので、キャビテーションの使用もそうですが、ダイエットや運動も基本的には控える事が大切です。
また、キャビテーションをしても痩せないという人もいますが、キャビテーションを最大限に生かすのは、その後の行動によって逆効果になる事もあります。
PMS(月経前症候群)にキャビテーション
生理前に起こるPMSは女性の悩みの一つです。
PMSの症状には多くの種類がありますが、その症状の中でも「冷え」や「むくみ」の原因はホルモンの働きによって水分を体外に排出しにくくなってしまう事です。
キャビテーションを行う事で、血行が促進され月経前症候群による体調不良をやわらげる効果が期待できます。
PMS以外でも普段から、冷えやむくみの女性にはうれしい機能です。
血行が悪くなると新陳代謝も悪くなるので、キャビテーションは細身効果も期待できますが、女性の健康管理や美容にもオススメできます。
生理後のキャビテーションが効果的
実は生理後にキャビテーションを行う事がいつも以上に効果的なのはご存知でしょうか?
生理後はデトックスの時期とも言われ、ダイエットに適した状態です。
生理中に乱れていたホルモンが安定し、体調が回復し痩せやすい状態になっているので、キャビテーションをするには一番いいタイミングなのです。
生理中は控え生理が終わってからキャビテーションをしましょう。
妊娠中のキャビテーションは?
妊娠している場合、殆どのサロンではキャビテーションをしてくれません。
キャビテーションの超音波が届く距離は2~3㎝位と言われていてお腹のあかちゃんの所までは届かないとされています。
妊娠している母体にキャビテーションをして悪影響を受けた事例は今のところないようですが、前例が無くてもやらない事が一般的です。
それに皆さんご存知の「エコー」は、超音波断層撮影装置という医療機器で、お腹の赤ちゃんの様子をモニターに写し出します。
もちろんエコーとキャビテーションには違いはありますが、似たような原理の部分もあり問題はないのかもしれませんが、そうはいっても何かあっては大変なのでキャビテーションはしないようにしましょう。
キャビテーションが赤ちゃんに与える影響はまだ明確にはなっていませんが、妊娠中はキャビテーションの事は考えず、おかちゃんの健康第一を考えていきましょう。
生理の周期がいつもと違ったり、遅れているようであれば産婦人科の受診をしましょう。
出産後のキャビテーションは?
産後間もない時期を過ぎればキャビテーションをする事が可能になります。
個人差もありますが、妊娠~出産までの長い期間の体を癒す事を考え、早くても1~1ヵ月以降が望ましいです。
産後6ヵ月までが痩せやすい時期とも言われていますが、大切な授乳期でもありますのでエステサロンの方と相談して行いましょう。
部分的に行うのだから大丈夫では?
キャビテーションは自分の好きな場所を選んで行う事が出来ます。
「生理中や妊娠中でも足なら問題ないのでは?」と思ってしまうかもしれませんが、確かに機械を当てるところは問題なかったとしても、血液循環を促すという事は全身に影響していきます。
行う時は専門のスタッフに確認したり、自宅用機器なら取り扱い説明書をきちんと確認して使用していきましょう。
また部分的だからと言って、やり過ぎにも注意が必要です。
参考記事→キャビテーションの原理セルライトに効果ある?やり過ぎは?
キャビテーションの口コミ
まとめ
「生理前中後、妊娠中のキャビテーションは辞めた方がいいの?」いかがでしたか。
女性の身体はデリケートに出来ています。
どんなにキャビテーションがしたくても、自分の体の状態に合わせて使っていくようにしましょう。