生オクラのネバネバ成分で健康的にダイエットと美容効果とは
2018/04/18
目次
オクラとは
オクラと言えばネバネバ感、日本の小料理屋で小鉢で出てくる事も多いオクラの原産地は、実は日本ではなくチョコレートで有名なアフリカのガーナ共和国なんですね。
オクラの実は水分を吸ってグングン伸びていき、上に向かって生えてきます。
ハイビスカスの仲間であるオクラの花は世界で最も美しい野菜の花と言われて、この花も食べられちゃうんですね。
ただ朝咲きなのでお昼にはしぼんでしまい、もし食べたいのであればオクラ農家さんに朝いって食べるか、自分で栽培して食べてみましょう。
しかもこの花もオクラの実と同じネバネバ感があって味も実と同じオクラの味がするんです。
このネバネバ、身体に良いと言わていますが、何故いいのかご存知でしょうか?
オクラの成分やダイエット、そして美容にも良い食べ方をご紹介していきます。
オクラの栄養成分
オクラには健康と美容に効果がどのくらいあるかご存知でしょうか。
オクラの成分をまとめてみました。
ペクチン
食物繊維であるペクチンは植物の細胞壁を構成する成分。
整腸作用を促進しコレステロール値を下げ便秘を予防していきます。
このペクチンは植物細胞をつなぎ合わせる働きがあり、「ゲル化作用」を利用してヨーロッパなどではジャムを作る事をしていました。
オクラのネバネバの正体がこのペクチンだったんですね。
ガラクタン
動脈硬化の予防、脳細胞の活性化に効果があると言われています。
またガン細胞の抑制効果にも期待されています。
βカロティン
抗がん作用、免疫賦活作用※1があります。
またビタミンAに変換されて粘膜や皮膚の健康維持に働きかけていきます。
また視力を正常に保つ働きもあるので、パソコンやスマホを使う事が多い現代人にとっては是非意識していきたい栄養素です。
皮膚の新陳代謝を高める作用もあるので美肌を意識している女性にはうれし成分です。
※免疫を活発にし。 免疫が上がることで外敵や異物の侵入から身を守る。
カリウム
ナトリウム(塩分)を排泄する働きがあり、むくみの予防になります。
食欲不振を抑制する働きもあります。
カルシウム
骨を作るための有名な成分で、心を安定させる事で「イライラ」の解消にも繋がっていきます。
熱い日にはそうめん
糖が身体に吸収されやすいそうめん。
血糖値は、糖が吸収されると上昇、急に上がると負担が大きく太りやすくなり、そうめんを食べる事は血糖値を急激に上げていく事になります。
つまり熱いからと言って口当たりの良いそうめんを食べる事は、血糖値を上げるので太りやすい体を作っていく事に繋がっていきます。
ヘルシーなイメージを持つ方もいらっしゃる様ですが、あまり食べると太りやすくなるので気を付けましょう。
オクラのネバネバ
そうはいっても熱い時にはそうめんが食べたくなりますよね。
そこで一工夫、オクラを薬味として使う事で、血糖の上昇が約3割も減少していく事が分かっています。
実はオクラのネバネバとそうめんとを一緒に食べると、オクラが麺を包み込みお腹の中に入っても、その包まれた状態で胃を通過していきます。
腸に到達してもオクラのネバネバがそうめんをコーティング、その結果「糖」が身体に吸収されていく事を抑えていきます。
この結果ダイエットにも繋がり、糖尿病の予防にもなっていくんですね。
ごはん等の炭水化物も一緒で、オクラとご飯を一緒に食べる事で糖の吸収を抑えていきます。
他のネバネバ素材も一緒なの?
他のネバネバした物でも、同じように糖の周りをコーティングして吸収を邪魔する性質があります。
ただ「とろろいも」等の様に、そのネバネバしたもの自体に糖が含まれていると効果が薄くなってします。
ネバネバ食材の中でも、糖質の少ないオクラがオススメになってきます。
ガーナではどのようにして食べている
ガーナではオクラをスープにして食べる事が多いです。
ただ意外なのが、生のオクラを使うのではなく天日干しをした乾燥オクラを使う事だったんです。
ガーナで食事に使うオクラはもともとは約15cm以上と大きいのですが、天日干しする事で2~3cmも小さくしてから料理に使います。
これはアフリカならではの熱い気候の中で、乾燥保存しそれにより日持ちさせているんですね。
この乾燥オクラをガーナの人は、勿論そのままでは食べません。
まず乾燥したオクラを臼に入れて砕き、粉状になったものをスープの材料として使っていきます。
砕いて粉上にしたこと=日本でいうなら「刻む」。
そしてスープを作る時に必要な「水」
実はここに最高のネバネバパワーを引き出す大事な方法が隠されていたんです。
ネバネバの効果を更に上げるには
オクラなどの植物の細胞と細胞の間には細胞壁が存在して、その細胞壁の中にオクラの特徴であるネバネバ成分があります。
オクラのネバネバ成分は、「水溶性食物繊維」つまり水に溶ける性質がある食物繊維です。
オクラを刻んで水に付けると、この水溶性食物繊維であるネバネバ成分がどんどん水に溶けだしていきます。
こうする事で物を包みやすくなる液体が出来上がります。
このネバネバ成分は熱に弱く火を通してしまうと壊れてしまうので、「生」の状態にしておくことがネバネバ効果には必要になってきます。
オクラは良く茹でて食べる事が多いですが、「生オクラ」状態が一番健康的に食べる事が出来るんですね。
ネバネバオクラの作り方
オクラを縦方向に切れ目を入れおきます、こおする事で細かく切りやすくなります。
この状態で切る事で細かく切る事が出来ます。
オクラ5本に対し、水大さじ2杯が目安
これを混ぜて出来上がりです。
これで「超」ネバネバオクラが出来上がります。
ジップロックを使えば冷凍保存も可能です。
オクラアイス
実はこのオクラ(刻んで水と混ぜた物)とアイスクリームとの相性がめちゃくちゃ良いんですね♪
味もそうですが、これも同じように糖の吸収を抑えてくれるんですね。
ダイエットしていてもアイスクリームが食べたくなった時は、この「オクラアイスクリーム」いかがですか?
作り方は簡単
先ほど作ったネバネバオクラ50gに対し、はちみつ大さじ1杯とレモン汁大さじ1杯入れて混ぜます。
これで終わり簡単ですね。
これをアイスクリームにかけたり、ヨーグルトにかけたり白玉の庵にも使えます。
是非試してみてください。
オクラサンドウィッチ
先ほどのオクラ50gに対し、マヨネーズ大さじ2杯と塩コショウを好みで味付けしていきます。
これをキャベツや卵などのサンドウィッチの具材と混ぜ合わせてパンに挟んで出来上がり。
ネバネバ成分のお陰で、食べていても具材が崩れにくいのもうれしいですね。
まとめ
「生オクラのネバネバ成分で健康的にダイエットと美容効果とは」いかがでしたか
「生」+「刻む」+「水」
生のオクラを刻んで水を加える事で、最高のネバネバ状態を作り出し、「糖」の吸収を抑える事が出来るようになります。
「生」と「刻む」まではやっていた方も多かったと思いますが、水を足す事をした方は少なかったのではないでしょうか?
熱くなった時にそうめんを食べる事が多くなると思いますが、めんつゆだけではなく「オクラ」を足す事で糖の吸収を抑えるあっさりそうめんが食べれますね。
麺つゆとオクラ(刻んで水と混ぜた物)1:1で混ぜた物とそうめんの相性も良いので、美味しくいただけます♪
毎日食べるごはんにかける事でも、同じように糖質の吸収を抑えていくのでダイエットを考えている方にはオススメです。
注目されている関連記事
梅干しは酸性?アルカリ性?クエン酸で太る身体を美肌な痩せる体に!
とろろ昆布でダイエット!アルギン酸、ヨード、フコイダンで美肌作り