耳石のアンチエイジング効果|老化の治し方とは?!
2020/12/27
目次
30分に1回立たないと身体がダメになる?!
日本人全体で座っている平均時間は9時間と言われています。
最近の研究結果でわかってきたことは、喫煙に匹敵する悪習慣、つまり座り過ぎはタバコを吸うぐらい身体に悪いという衝撃の事実があるらしいのです。
ディスクワークの多いこの日本で、座り過ぎが身体に良くないというのが本当であれば大変な事ですよね。
「座り病」なんていう病名もあるらしいのです。
しかも1時間座り続けると、22分寿命が縮むらしいのです。
座り過ぎは「運動不足」だから?と思われるかもしれませんが、それが理由ではありません。
座り過ぎが身体に影響を及ぼすのには、まさかの理由があったのです。
何故NASAが30分に1度人は立たないと身体に悪影響を及ぼす事が分かったのか?
宇宙研究を進めているNASAは、宇宙飛行士が宇宙から帰ってくる中である変化に気づいたのです。
それは「まるで老化による変化」のような状態になる宇宙飛行士たちだったんですね。
普通の老化の場合異常が起こるまでに数年の月日が経ちますが、宇宙ではそれが短期間に起こる事だったんです。
宇宙から帰ってきた宇宙飛行士たちの身体はとても負担のかかってしまっている状態になっているんです。
体を動かす筋力が半分になってしまったり、心肺機能が大幅に低下してしまったり、眼の神経がねじれて視力の低下を起こしてしまったり更には認知機能の低下や骨密度の減少、代謝の異常、免疫力の低下等、全身の老化が進んでしまうんです。
身体の老化の原因は
特に筋力の低下に関しては、老人の1年分が宇宙では1ヵ月で起こるこの老化現象。
その原因が「無重力」状態の生活だったんですね。
無重力だから身体が楽しすぎて筋力が落ちたのでは?と思いますよね。
でも知っていましたか?
宇宙飛行士は1日3時間は宇宙船の中できちんと運動をしてるんです。
3時間と言えば結構な運動量になりますよね。
実は無重力状態になって身体が楽になる状態が続いたことが「老化」の原因ではなく、身体のある部分に異常があったからなんです。
その場所とは、耳の奥にある「内耳」の更に奥にある「耳石(じせき)」。
耳石はゼリーの様なものに包まれた沢山の毛のようなものの上に乗っかている感じで存在し、常にゆらゆら動いていて、重力を感知する役目をしています。
耳石の役目
身体を傾けると人は傾いたことを知ります。
これは体を傾けた時に、耳石が重力に引っ張られゼリー状の中の毛が倒れまます。
その倒れた時の信号が脳に送られ、体の傾きを感じる事が出来るんです。
この耳石が左右の耳に縦向きと横向きについているので、前後左右上下とあらゆる傾きを感じ取る事が出来ます。
老化現象と耳石の関係は?
その耳石の異常が筋力の低下とどう繋がっているのでしょう。
成人してアルコールを飲まれた方なら体験しているかもしれませんが、酔っぱらうと身体がフラフラになりますよね?
これも耳石に異変が起きたための現象だと言われています。
耳石は身体全体の筋肉と繋がっており、つまづいた時等、体の傾きを耳石が察知する事でその情報が筋肉に行き渡り、そのお陰で筋肉は力を入れて倒れないように足を踏ん張ったりすることが出来ます。
ところが無重力の宇宙では耳石も浮かんでしまい、いくら体を動かしても耳石は身体が傾いたことを知る事ができなくなり筋肉に信号が送られることがありません。
これが原因でいくら運動をしても筋力が低下してしまうと考えられています。
この仕組みがわかったのにはNASAが色々な人体実験をしてきたからなのです。
その他の異常の原因は?
筋力低下の原因はわかりましたが、これ以外の異常は何故起きたのでしょう。
耳石に異常が起きてしまう無重力の宇宙。
なんと地球上でもこの現象は起きてしまうんです。
座る事で無重力?
オーストラリアの政府は「座り過ぎ」に警鐘を促すCMをながしています。
また授業の最中は立ったまま勉強をやっているのだとか・・・。
それは「1時間座っていると22分寿命が縮む」と考えているようです。
座り過ぎる事は心臓病や糖尿病、そして癌のリスクまでも高くしてしまい、まさに無重力状態と同じような体の老化現象が起きてしまうのです。
長時間の座りっぱなしは体を動かしている時と比べ耳石がほとんど動かさない状態になり異変に繋がっていくのです。
耳石の特徴
耳石は筋肉だけではなく、自律神経とも深くかかわっているため体の色々な所に影響してきます。
「めまい」も耳石が異常になった事で起こります。
また耳石は全身の筋肉だけでなく自律神経と繋がっていて内臓や血管の働きをコントロール。
耳石がよく動くと、自律神経の動きが活発になり心臓の動きや血行が良くなっていきます。
細胞の動きも活発になるので、脂肪やコレステロールが沢山消費されていきます。
なので耳石があまり動かない状態を作る事は、自律神経の働きが衰え心臓の動きや血流が悪くなり、脂肪やコレステロールが増えてしまいます。
座りっぱなしが引き起こす沢山の老化現象。
・免疫力の低下
・血しょう量減少
・反射の異常
・むくみ
・インスリン代謝異常
・ホルモンの減少
・関節痛
・尿失禁
・背中が曲がる
・脂質代謝の異常
・失神
・睡眠障害
・持久力の低下
・血圧調査委の乱れ
等々・・・・。
人間が重力の存在する地球上で生活するために必要な耳石
1969年アメリカで行われた研究では、未熟児の赤ちゃんをハンモックで1日30分揺らす事で、乗せなかった他の赤ちゃんに比べて、耳石が良く動き筋肉や神経の成長が促されたという事が分かったようです。
赤ちゃんを抱っこして左右にやさしく揺らす事で、成長を促していけると言われています。
これらを踏まえてNASAの元研究職員によると、30分ごとにただ立ち上がって座る事。
今NASAでは最新のリハビリ方法として行われているとのことです。
椅子に座った状態から立つ時って、1度前かがみになり立ち上がります。
耳石にとって様々な動きが「立つ」行為でできるので、効率よく動かす事ができるんですね。
NASAの研究では1日に寝ている時間以外で、32回立つことが一番効果がでる「約30分に1回」と言っています。
宇宙飛行士の体は元に戻るのか?
耳石は活動する事が減っていくと機能が衰えていきますが、活動させることで早くに回復する事が出来ます。
まとめ
「耳石のアンチエイジング効果|老化の治し方とは?!」いかがでしたか?
仕事などで長時間座りっぱなしなら、30分に一度立ち上がる事を意識していきましょう。
NASA推奨のアンチエイジング、それは30分に一度「ゆっくり立って、ゆっくり座る」ただこれだけです♪
身体の色々な部分に良い影響を与えていきアンチエイジング効果が期待できます♪
立ち上がるだけなら今日からでも出来ますね♪