ハグでオキシトシンの分泌を増やす相乗効果作用|愛情の幸せホルモン
2018/04/28
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目次
オキシトシンとは
脳下垂体で作られるホルモンで、9種類のアミノ酸で構成されているペプチドホルモンです。
子宮の収縮や母乳の分泌などに関わっていたり、子供との絆や男性との信頼関係を強くしていきます。
このオキシトシンを分泌させるのが、握手であったり、見つめ合ったり、抱き合ったり・・・。
誰かと触れ合う事で「自分が愛されている」「自分は信頼されている」「凄く安心できる」と感じる事で作られていき、相手の事を更に愛する事ができ好循環を作り出します。
「幸せホルモン」「愛情ホルモン」「絆ホルモン」と言った感情を表す言い方があります。
また最近では、女性だけでなく男性にも分泌される事がわかり、男女間の強い絆を作り出すのに欠かせません。
オキシトシンは自分と相手との相乗効果を作り出しています。
スウェーデンでは
日本ではまだ認知度が低いですが、スウェーデンでは殆どの人が、その存在を知っているホルモンです。
スウェーデンの小学校や保育園では、子供たちにタッチケアを行う事でオキシトシンの分泌を活性化させています。
落ち着きが無い子が、落ち着いく様になったり、乱暴をしなくなったりする様です。
オキシトシンの作用
子供の出産
出産時に脳から大量のオキシトシンが分泌され、子宮の筋肉を収縮させる働きを起こし、腰痛を促して赤ちゃんを母体の中から押し出していきます。
この働きを利用して、陣痛促進剤が作られ使われることもあります。
オキシトシンの作用は陣痛を促すだけではなく、生を受けた赤ちゃんとの深い絆と愛情が作り出されます。
出産した経験のある方なら、その時の感動は今でも忘れられないものだという事を知っています。
また出産後の子宮の収縮を促進する働きもあり、胎盤が剥がれ落ちた部分を回復していきます。
母乳の分泌
赤ちゃんを育てていくために、母親は母乳を与えていきます。
プロラクチンというホルモンで母乳を作り出し、オキシトシンが乳腺の周りの筋肉を収縮させ、母乳を乳頭まで押し出していきます。
母乳を飲むときは、お互いの肌に触れる事でオキシトシン分泌をさらに促進し、赤ちゃんの愛情を高めていきます。
赤ちゃんの成長
お母さんが赤ちゃんにハグする事で感情を満たし、赤ちゃんとお母さん2人ともストレスが軽減され自然治癒力が高まっていきます。
ハグしたり抱っこする事は、抱き癖が付いてしまいますがオキシトシンを分泌させる事で、お互いの深い絆を作っていきます。
免疫力を上げる
オキシトシンで免疫力が上がると言われています。
まだ、わかっていない部分もありますが、「手当て」という言葉は看護師さんが患者に触れる事で不安を癒し、痛みを軽減、ストレスを少なくしていくところから、生まれた言葉だそうです。
ストレスの緩和
ストレスを受け続けると、コルチゾールというホルモンが分泌されます。
コルチゾールが増えてくると風邪をひいたり、セロトニンを減らしてしまうので質の良い睡眠ができにくくなってしまいます。
オキシトシンは、このストレスホルモンであるコルチゾールを抑制していきます。
自律神経を整える
オキシトシンの分泌によって、セロトニンが脳内で作られ分泌されるようになります。
セロトニンが分泌されると、自律神経に働きかけ、精神が安定していきストレスにも強くなります。
血圧を下げる
高血圧の人に背中マッサージを(10分)を週に3回したところ、血圧が平均10も下がったという研究結果が沢山報告されています。
認知症の予防
痛みやストレス等によって、偏桃体が興奮状態になることで負担がかかってしまい認知症の原因になると言われています。
オキシトシンが分泌されると直接偏桃体がに働きかけ興奮を沈めていきます。
これにより認知症の予防になると期待されています。
オキシトシンの相乗効果
相手を意識する事で、お互いにプラスになる効果が注目されています。
見つめ合う
見つめ合う事でオキシトシンが分泌され、お互いを意識させてくれます。
ただ、昔からの友人であったり何度も見つめ合っていると、その効果が半減してしまう場合もあります。
もし、あなたにとって好きな人が出来て自分の想いを伝えたいときには効果を発揮します。
ただし、ただ見つめるだけでなく相手への強い思いを持って見つめる事が大切です。
想いは目には見えませんが感じ取る事は出来ますからね♪
愛犬にも効果
犬を飼っているヒトなら「なるほど!」と思うのではないでしょうか?
自分の愛犬を見つめていると、尻尾を振ってきますよね?
お互いに見つめ合う事で、犬もそして飼い主にもオキシトシンが分泌されていくので喜ぶ感情がわいてきて、絆が深まり信頼関係を感じさせてくれます。
オオカミや猫には、犬と同じようにオキシトシンは分泌されないと研究結果がでています。
ハグする
嫌われている相手はNGですが。
あなたに好意を持っている人になら、ハグする事でオキシトシンを分泌させる事ができます。
相手があなたにとって大好きな人で、彼にとってもあなたが大好きならオキシトシンが大量に分泌され、お互いの信頼、愛情、安心感、絆を深めていきます。
オキシトシンが分泌されれば、お互いの感情を高め、その後の行為が有意義な物になっていくでしょう。
愛し合うものが、夜の営みを行う理由はここにもありましたね。
浮気の予防
オキシトシンには強い絆(信頼関係)を作る事ができます。
大切な男性とハグをして日頃からオキシトシンを分泌させておくことで、男性は他の女性が関わってきたとしても気持ちに変化はなく、逆に「ウザい」と感じるようになると言われています。。
まとめ
オキシトシンがもたらす効果はいかがでしたか?
目には見えませんが、凄く感じるのではないでしょうか。
近年はメールやLINE、facebookでのやりとりが多くなってますよね。
直接会って、相手の目を見て、大切な人ならボディータッチをし、大好きなひとならハグを沢山してみてはいかがでしょうか?
自分にも相手にもオキシトシンの相乗効果の作用で愛情いっぱいの幸せな女性になりましょう♪
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