寝るときの正しい睡眠の姿勢体制は?仰向け、横向き、うつ伏せ
2017/09/10
目次
横向きの睡眠
心臓に優しい
右の胸部に重い肝臓があり、左には心臓があります。
右を下にして横向きに寝る事で肝臓が下になり、心臓が上になる事で圧迫されなくなり血流が良くなります。
血流が良くなることで、身体の中にある沢山の細胞に多くの栄養素を運べるので、代謝や免疫力等に良い影響を与えながら、質の良い睡眠が出来るようになります。
腰の負担を軽減
腰が弱い人なら経験があると思うのですが、腰が痛い場合仰向けで寝るときより、横向けの体制で寝た方が楽に寝れるようになります。
これは仰向けの姿勢で寝る事で、腰が少し浮いた状態になり、骨盤がそれを支えようと負担になったり、腰付近の筋肉や神経が緊張した状態になり、腰に負担をかけてしまいます。
腰痛の人(女性なら生理で腰が痛くなった時など)は、横向きに睡眠をとることで負担を減らしていけます。
また、起き上がる時も仰向けの姿勢で起きるのではなく、横向きの体制から起きる事も、腰の負担を軽減していきます。
呼吸が楽になる
仰向けの体制の場合、下の根元の部分が重力の力で下がってしまい気道を塞いでしまう事で、睡眠時無呼吸症候群になる場合があります。
横向きにの体制になる事で、下の根元の部分が下がりにくくなり気道を確保しやすくなるので、睡眠時無呼吸症候群の予防に繋がっていきます。
また気道を確保する事は、いびきの予防と睡眠不足の予防にもなります。
睡眠時無呼吸症候群とは
寝ている間に、呼吸が何度も止まってしまう病気。
太っていたり、顎が小さい、小顔などの方は気道が狭くなっている可能性があり、口から空気が入り込む時に気道が何かしらの影響で塞がってしまう事で起こります。
この睡眠時無呼吸症候群が続くと、十分な睡眠がとれなくなり、昼間の眠気や、集中力の低下、頭痛の原因になっていきます。
アルツハイマーの予防
アルツハイマーの原因の一つと考えられているのが、「アミロイドβ」と呼ばれている脳の神経細胞の老廃物。
この「アミロイドβ」が脳に溜まっていくと、脳の神経細胞が死滅してアルツハイマーになってしまうと言われています。
仰向けやうつ伏せの寝方より、横向けの方が効率的にアミロイドβが多く排出されたという実験結果があり、予防につながると言われています。
質の良い睡眠もアルツハイマーの予防に繋がると言われています。
参考
http://www.sciencedaily.com/releases/2015/08/150804203440.htm
アルツハイマーとは
アルツハイマーは認知症の一種で、記憶を司る「海馬」等を縮めて弱らせ脳の働きを低下させていきます。
主に記憶障害の症状が起こり、身体的機能が低下していきます。
横向きのデメリット
肩が痛くなる
横向きで長時間寝ると肩が痛くなる場合があります。
これは枕の高さが肩の部分より低い事で頭が下がり、肩に重心がかかるからです。
対策としては、肩よりも頭の位置が下がらないように、枕を高くする事で改善できる場合があります。
顔がたるむ?
横向きの姿勢になると、頬の肉が下がりたるみやシワになると言われています
「が!」
実際はどのような寝方をしても重力には逆らえないので、寝る事によるたるみやシワは気にしなくてもいいと思います。
たるみやシワのケアに関しては、寝ている体制で改善できる訳ではありません。
他の方法で改善していきましょう。
横向きは正しい寝方?
よく横向きで寝るなら、下の手は・・・・・・上の手は・・・・・・と、色々説明している場合もありますが、実際には熟睡し始めたら、自分で思ったような格好で寝れるわけがありません。
あくまで、理想的な寝方という位置づけです。
ただ、効果的なのは枕の高さが肩の負担にならない高さにする事です。
自分に合う高さにする事で、肩の痛みもなくなり、リラックスした状態にしていくので、質の良い睡眠がとれやすくなります。
うつ伏せの寝方
鼻呼吸になる
仰向けが口呼吸になりやすく、ウィルスやホコリが鼻を通る様になるので肺などに侵入されにくくなります。
腹式呼吸になる
うつ伏せの体制になる事は、胸を適度(例外もある詳細は後程)に圧迫していくので、呼吸をする時に横隔膜を大きく動かす事になります。
横隔膜を大きく動かせることで、自然と腹式呼吸になっていきます。
腹式呼吸とは
腹式呼吸をすることは、沢山の酸素を身体に循環させリラックスした状態になり、精神の安定、脳の活性化に繋がっていきます。
胸に負担も
寝る時のうつ伏せの姿勢は、女性で特にバストが大きい場合、腰から上の部分の重さがバストに集中しやすく、胸が大きければ大きいほど、クーパー靭帯への負担や、胸の型崩れの原因になると言われています。
うつ伏せに寝ていて圧迫感を感じるのであれば注意が必要かもしれません。
女性にとってバストは大切ですからね。
顔のゆがみ
うつ伏せに寝る事は、顔や顎に加重をかけてしまう場合があり、歯のかみ合わせや、顔の骨格の発育などに影響すると言われています。
自由な方向に動かせる顎の関節は、強い負担をかけてしまう事で顎関節症になってしまう可能性もあります。
顎関節症とは
顎関節症になると、口を開けたりすると顎が「カクカク」っと鳴ったり、口を大きく開けれなかったり、顎関節に痛みを感じてしまう事があります。
特に若い女性に多く、症状が重くなるとめまいが起きたり、全身に痛みが現れ食事をすることが難しくなる場合があります。
よく言われる「うつ伏せは本能?」
「動物達がうつ伏せで寝ているから」人間も本来はうつ伏せが良いと言われている場合もありますが、メリットもありますがデメリットもある事に間違いはないと思います。
仰向けの姿勢で寝る
身体の負担が少ない
仰向けで寝る事は、体全体の負担を分散させる寝方なので、顔や肩等に負担をかける事が少なくなります。
また身体を広げやすい体制なので、体温を下げやすくなり肺が圧迫されないのでリラックスした状態で寝る事ができます。
舌が喉に落ちやすい
仰向けに寝る事で舌が喉の奥の方に落ちやすくなり、気道が塞がったり狭くなる事で、いびきをかいたり無呼吸症候群になるケースもあります。
仰向けに寝れるようになった人は
横向きやうつ伏せの姿勢で寝る場合は、もしかしたらどこかの部分に何かしらの影響がある場合があります。
(例えば腰痛など)
今まで横向きやうつ伏せで寝ていた人が、自然に仰向けで何の抵抗もなく寝れるようになったら、体調が改善してきたと言う事があります。
まとめ
「寝るときの正しい睡眠の姿勢体制は?仰向け、横向き、うつ伏せ」いかがでしたか。
眠り方は、仰向け、横向き、うつ伏せそれぞれにメリット・デメリットがあります。
どれが正しい睡眠なのかは、人それぞれ。
バストの型崩れを気にしているのであれば、極力うつ伏せを避け、呼吸に問題があるのなら横向きにが良い場合があります。
でも、結論は寝てしまえば身体を固定しない限り、どの体制になって寝てしまっているのかはわからないですし、自分ではどうしようもありません。
色々試してみて、眠りについてから熟睡した状態になるまでの時間だけ自分に合った寝方を試してみてはいかがでしょうか?
睡眠の質を上げる事は、健康的な女性の第一歩です♪
質の良い睡眠のの方法は1つではないので、色んな対策方法を試してみてくださいね。
当サイトでは、Lテアニンが主成分の睡眠サプリ「爽眠α」を徹底的に調べた記事もあります。
そちらも参考にしてみてくださいね