脂性肌、乾燥肌の見分け方|食生活を見直して体質改善しよう
2018/05/03
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目次
自分の肌質
スキンケアをしていく上で大切なのが自分に合ったやり方を選ぶ事ですよね。
選ぶには当たり前ですが自分の肌質を知っておく必要があります。
こんな当たり前の事ですが、実は自分の肌質を勘違いしてしまっている女性は少なくありません。
「顔がテカっているから私はオイリー肌」なんて簡単に決めつけていませんか?
オイリー肌だと思って、それ専用のスキンケアをしているのに一向によくならない人はいませんか?
自分の肌質に関係ないスキンケアをしていて、私には合わないと言っているのかもしれません。
当然肌質に合わないものを使っていては、合うわけがありませんし、逆にお肌に悪影響を及ぼしている可能性もあります。
今日はスキンケアをするうえで大切な肌質の事をまとめてみました。
脂性肌とは
脂性肌、別名「オイリー肌」とも言われていて、顔がテカっていたりベタ付いた状態の肌の事です。
脂性肌はどちらかというと清潔なイメージから遠のいてしまいがちで、夜に光なんかあたるとテカっテカに光ってしまいより一層汗ばんで見えてしまう事もあります。
この脂性肌の原因である皮脂が酸化をするとニオイを放つ事可能性もあり、そのままの状態にしておくと、ニキビや毛穴の黒ずみの原因になる場合もあるので注意が必要です。
脂性肌の原因は脂っこい物を食べ過ぎる事と言われていますが、果たしてそれだけなのでしょうか。
今回は脂性肌、そして乾燥肌について色々まとめてみました。
脂性肌と乾燥肌との関係
脂性肌には個人差がありますが、生活環境も大きく影響していて食生活にも原因はありますが、ホルモンバランスが悪くなっている事等色々な要素が原因になっています。
皮脂が無い人はおらず、多かれ少なかれ皮脂は存在しているのですが、色々な事が原因で皮脂の分泌が盛んになってしまい脂性肌(オイリー肌)になってしまうんですね。
脂性肌とお肌が乾燥する乾燥肌がありますが、「脂性肌だから乾燥はしていない」と思っている人が多いのですが、それは間違っている場合があり脂性肌でも乾燥している場合があるのです。
ちょっとわかりにくいと思いますが、脂性肌(オイリー肌)は皮脂が必要以上に分泌されている状態。
乾燥肌はお肌の角質層の水分量が30%以下になっている状態の事をいいます。
つまりこれらが2つの状態がお肌に同時になっている場合があり、これを「脂性乾燥肌(オイリードライ肌、インナードライ肌)」と言われています。
もっと簡単に言うと、外側は油っぽくって、中は乾燥している状態の事で、きれいなお肌の理想はお肌が潤っていて外はサラサラが理想のはずなのですが、まったくの逆になっている状態ですね。
もっとよく考えていくとわかると思うのですが、「テカリは油」「乾燥は水分」つまり皮脂が多くても潤っている事とはかなりかけ離れている事がわかります。
脂性肌になるメカニズム
脂性肌になる原因は、実は乾燥肌が原因だったんですね。
お肌が乾燥している事で皮脂の分泌を盛んにし肌の乾燥を守っているので、顔がテカってるから油っこいけど「お肌は潤っている」と考えていたのであれば、これからはちょっと考え方を変える事にしましょう。
では乾燥肌の人はみんな脂性肌になるの?と考えてしまいますが、そこは個人差があって乾燥していても皮脂があまり出ずに一般的に言われる「乾燥肌」になる人もいます。
また乾燥していなくても洗顔のし過ぎで皮脂の分泌が盛んになり、脂性肌になる人もいます。
そうなるとなかなか自分が脂性肌なのか乾燥肌なのか見分けがつきにくくなってしまいますね。
脂性肌と乾燥肌の見分け方
1つの理由(状態)だけを見て判断すると、間違った判断をしてしまう場合があります。
肌質について特徴をまとめましたので、総合的に特徴を見て判断してみましょう。
これで100%見分けれるわけではありませんが、自分のお肌の状態に多く該当している項目がある方が、あなたの肌質の目安にはなるかと思います。
肌質には大きく分けて、普通肌・乾燥肌・脂性肌・混合肌の4つがありますので、あくまで乾燥肌か脂性肌なのかの可能性の判別として参考にしてください。
食生活で体質改善
お肌のケアに重要な事は、外側からも大切ですが内側からのケアが重要になってきます。
いくら人気があっても、いくら時間を使っても自分の肌質にあわないケアをしていては意味がありませんでしたが、自分の肌質がわかれば、それにあった対策をする事で改善していく事が出来ます。
脂性肌の原因と対策
殆どの場合は皮脂が必要以上に分泌されている事です。
分泌される原因は、男性ホルモンの増加や脂っこい物を食べ過ぎている事で起こります。
皮脂の分泌が盛んになる食べ物に気を付ける
皮脂の成分は中性脂肪、一般的に太りやすいイメージのある食べ物が該当する場合が多いですね。
動物性の脂、砂糖、アルコール等、大好きな人は注意しましょう。
皮脂線を刺激させないようにする
夜におやつを食べると翌朝ニキビになっている事はないでしょうか?
それは皮脂腺を刺激し分泌を促すホルモンが「インスリン」が原因の場合があります。
炭水化物である小麦や砂糖が含まれるお菓子やパンは血糖値を急激に上げる働きがあり、それを抑制しようと「インスリン」というホルモンが大量に分泌されていきます。
大量に分泌されると、今度は急激に血糖値が下がます。
この急激に上がったり、急激に下がる事をくり返していると皮脂腺が刺激され、それにともなって皮脂がどんどん分泌されていくんですね。
環境
気持ちいいからと言ってエアコンを使い過ぎたり暖房などを使い過ぎていると、肌が乾燥しバリア機能が働くので皮脂の分泌が盛んになってきます。
適度に調節していく事が分泌を抑える事に繋がっていきますので、可能であれば熱ければ日陰に行くなどして自然を少しでも感じれる環境づくりをしていきましょう。
睡眠、ストレス
睡眠不足やストレスを溜めこむことも皮脂の分泌に関わっていく事になります。
健康の事も考え成人の場合は最低6時間以上、可能であれば8時間の睡眠をとる事がベストです。
そうはいっても今現在の日本人は仕事などの影響で時間が無い方もいらっしゃるのではないでしょうか。
寝ている時間の長さより大切な事は睡眠の質です。
つまり8時間、それ以上寝たとしても日中眠たい人もいれば、6時間5時間でも十分睡眠がとれる人もいます。
大切なのは何時間眠ったか?より、どれだけ質の良い睡眠をとれたかが重要になってきます。
ストレスはお肌だけではなく、体の色々な部分に影響してきます。
ストレス解消方法は、ネット調べると色々出てきますが大切な事は「考え方」です。
ストレスを感じてきたら、それは次につながる事の前触れかもしれません。
ストレスを一時的に解消していくのではなく、味方につけて土台にし、新しい事へのステップにする事です。
乾燥肌の原因と対策
簡単に言えばお肌の水分量が少なくなっている状態の事です。
もちろん遺伝や体質、加齢も原因ですが、普段からの水分補給量が足りなかったり、まちがったスキンケアが原因を作っている場合もあります。
正しい洗顔
皮膚には乾燥や外部からの刺激から守るためにバリア機能があるのをご存知でしょうか?
あたりまえですが自分の体を清潔にしていきたいがために、必要以上に洗顔などをする事は自分で自分の肌バリアを壊している事になります。
とくに保湿をしていく上で大切な「セラミド」は洗顔をする事で落ちていってしまいます。
セラミドは表皮の1番上の層に存在しているので、外部からの刺激の影響を受けやすい状態でもあります。
もしセラミドを大切にしたいのなら、無理に力を入れて洗ったり、刺激の強い洗顔は控えるようにしましょう。
セラミドは油性の成分なので、クレンジングを使う事で溶け出しやすくなることが分かるかと思います。
洗顔をする時は、ゴシゴシは厳禁で泡立ちの良い物を使って優しく洗う事が大切になってきます。
水分を補給する
見落としがちなのが「水分補給」です。
そもそも水分が無ければ、肌を保湿していく事は出来ません。
一般的には1日2L(リットル)が目安となっていますが、それがコーヒーやお茶となると話は別になっていきます。
喉が渇いたり熱いからと言って冷たいアイスコーヒーを飲むことで、必要な水分を尿として排出してしまう事です。
飲めば飲むほど脱水していくので飲む量には気を付けなければいけません。
アイスコーヒーで水分補給は出来ないという事を知っておきましょう。
たんぱく質
太らない様にとお肉を食べないようにしている女子はいませんか?
お肉に含まれているたんぱく質は、お肌を作ったり筋肉を作っていく上で欠かせない成分です。
お肉を食べて運動する事は、基礎代謝量をUPするのでダイエットにもなりますし、お肌もたんぱく質から出来ているので健康な肌の状態にしていくためには、たんぱく質が必要だという事を理解してください。
たんぱく質を摂る事で正常なターンオーバーを作り出す事が出来るのです。
リノレン酸を摂る
人間の身体の中で合成できない成分があり、その一つが必須脂肪酸、私たちの体は細胞の集合体で、その細胞の細胞膜の原料になります。
必須脂肪酸の現象により細胞の生まれ変わりが上手く行かなければターンオーバーにも影響し健康な肌を作り出す事が出来なくなってしまいます。
指数脂肪酸である「α‐リノレン酸」を積極的に摂りましょう。
えごま油に含まれている成分「オメガ3」が、サラサラの血液を作り出し、腸の悪玉菌の排出を促進していきます。
また、代謝を促す働きがあり、肌の細胞が古いものから新しいものへとスムーズに生まれ変わることができ、肌に滞ってしまった老廃物の排出していく事で肌荒れを改善へ導きます。
肌代謝を活性化されると保湿成分である「セラミド」も生成される様になり、皮膚からの水分蒸発を防止しながら乾燥肌対策として期待されています。
脂性乾燥肌(オイリードライ肌)は?
乾燥肌、脂性肌に関しての食事などのケアの方法をご紹介しましたが、脂性乾燥肌の場合どうすればいいのか?疑問に残ってしまいますよね。
でもよくよく見てみると、スキンケア等の化粧品は別として普段から出来るケアは、脂性肌であっても乾燥肌であっても同じ方法で出来る物がありますよね。
どちらの肌質であっても「水分は必要です」「正しい洗顔」も必要になりますし、エアコンの当たり過ぎもお肌にとって良くない事です。
ここで意識してほしいのが、肌質があなたに肌ケアのバランス状態を教えてくれているという事。
テカリが酷ければ、先ほどお話しした「食べ過ぎ」であったり「エアコン」の当たり過ぎだったり、乾燥肌であれば「ゴシゴシ洗い過ぎ」をしているかもしれないという事です。
何が1番いいのかというと、バランスのとれた食生活、環境を作り出せるかどうかです。
そのことを教えてくれるのも今の肌質です。
基本となる肌ケア
脂性肌であっても乾燥肌であっても、絶対にしなければならない事は「清潔」にして「保湿」する事です。
お肌を優しく洗顔する
泡を作る専用のネットを使うのがおすすめ
1.泡を作り出すネットを濡らし搾ります。(あまり濡らさない事がポイント)
2.洗顔料を付けて、ネットをゴシゴシします。
3.ふかふかの泡が出来たら、それを顔に着けます。
4.絶対に手を顔の皮膚に着けないで、泡だけで洗います。
5.頬などの凹凸が少ない部分は、泡をつけて軽く押し洗いしていきます。
(フワフワ感を感じ取る様にポンピングします)6.凹凸のある鼻筋やこめかみ等はなでる様にして洗います
(この時も決して肌に触らないようにします)7.洗顔が終わったら、優しくすすいでいきます。
自分に合ったスキンケアを選ぶ
洗顔した後の保湿は、脂性肌であっても乾燥肌であっても大切な事です。
自分に合ったスキンケア、化粧品できちんと保湿する事が重要になってきます。
日頃からお肌にトラブルを感じているのであれば、美容液を変えてみるのも選択肢の一つですね。
良いからと思って沢山顔に付けても意味が無いので気をつけましょう。
沢山つけた方が効果的と思って付けすぎたり、重ねて塗る女性もいらっしゃるのですが、実は皮膚の角質層は、化粧水や美容液を取り込む限度量があります。
沢山の量を付けたり、沢山の種類を付けても意味がありません。
沢山つけるよりは、少量を何回かに分けて塗るとか、朝と夜の付ける美容液の種類を変えてみる事で、効果を最大限に引き出せます。
お鼻の場合のケア
顔の中でも一番気にしてしまうのが、お鼻のケアではないでしょうか。
皮脂の分泌も多く影響されやすい部分でもありますし、一番と言っていいほど目立つ部分でもあります。
鼻対策は1日も早い方が良いです
悪化して、皮膚が硬くなると自宅だけのケアだけでは無理になってきます。
無理のない洗顔をし、お肌のターンオーバーを意識したケア、そして保湿が出来てこそイチゴ鼻の予防や防止が出来ます。
イチゴ鼻ケアを地道にしていく事で、毛穴を小さく「締める」対策ができるのです。
まとめ
「脂性肌、乾燥肌の見分け方|食生活を見直して体質改善しよう」いかがでしたか。
スキンケアは奥が深く、また個人個人によってやり方も大分変ります。
大切な事は自分の肌質を知る事、そして基本的なケアに、自分に合った食生活。
自分の肌質をきちんと見極めて、正しくケアしていきましょう。