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健康

更年期障害|ホルモン補充療法のエストロゲンとプロゲステロンの効果

2016/12/16

 

必ずやってくる女性の更年期とは

 

更年期とは閉経をした時を中心に前後5年間(計10年間)が更年期と言われています。

 

日本人の場合は閉経年齢が平均して50歳と言われているので、45~55歳までが更年期の平均です。

 

更年期障害は個人差があって、心臓の行動を感じる程どうきが激しくなったり、汗が出てきたリ身体がほてってきて疲れを感じやすくなったりとその辛さは日常生活にまで影響してくるほどです。

 

酷い場合は、食器を洗ったり掃除機をかけただけで身体に疲れを感じてしまい寝込んでしまう方もいらっしゃいます。

 

この辛い症状の原因は、子宮の両サイドにある卵巣は女性ホルモンを分泌しているのですが、更年期に入ると卵巣の働きが低下していく事で女性ホルモンの分泌が激減していきます。

 

女性ホルモンの分泌が減ると

めまい

肩こり

頭痛

イライラ

どうき

ほてり

ほてり

憂鬱

耳鳴り

疲労感

冷え

不眠

ぼーっとしてしまう

 

こんなに沢山の症状があるんですね。

 

これらの症状が一気に現れてくる場合もあります。

 

 

 

エストロゲンの力

 

実は卵巣は年齢を重ねていく毎に萎縮(しぼむ)していくんですね。

 

個人差はありますが20代では3cm程あった卵巣が、60歳を超えるとエコーでは見つける事が出来なくなるくらい小さくなる場合があります。

 

そのくらい卵巣の機能が低下し女性ホルモンの分泌が抑制され色々な体調不良が現れてきます。

 

注目すべきは、女性ホルモンであるエストロゲンです。

 

エストロゲンは女性らしい体を作ったり、子宮では妊娠に備えて内側の壁を厚くし受精卵のサポートしたり、女性の身体のいたるところで大切な働きをしていくホルモンです。

 

更に最近の研究で分かりだしてきたのは、悪玉コレステロールを低下させたり、脳の血行を促進させるので「物忘れ」の予防にも影響していたんですね。

 

エストロゲンは生殖器だけではなく、神経を守る事や、血管や骨、皮膚のコラーゲンの増加等の女性の身体全体を守っていく重要な働きをしているのです。

 

このエストロゲンが更年期を迎える事で働きが低下し色々な体調不良を起こしてしまいます。

 

 

 

視床下部

 

身体の色々な器官をバランスよくコントロールしているのが脳にある視床下部。

 

通常の場合

視床下部(下垂体の働きをコントロール)

下垂体(卵巣にホルモンを分泌させる指令を出す)

卵巣(エストロゲンなどのホルモンを分泌)

 

ホルモンの分泌が減ると

視床下部(エストロゲンを増やそうとゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)を分泌)

下垂体(ゴナドトロピンの分泌量をどんどん増やし分泌させようとする)

卵巣(分泌が低下)

 

更年期に入りエストロゲンの分泌量が低下していくと、視床下部が混乱していきます。

 

自律神経もコントロールしている視床下部は、自律神経に間違った信号を送る様になっていきます。

 

先ほどの更年期の症状の中に「ほてり」がありましたが、その原因は自律神経に間違った信号を送る事で血管を必要以上に広げてしまい「ほてり」を感じさせてしまったり、逆に血管を収縮させてしまう事で「冷え」を感じてしまったりと、色々な症状を作ってしまいます。

 

 

 

ホルモン補充療法

 

いったん減ってしまったエストロゲンを増やす事は自力ではできません

 

「ホルモン補充療法」である「飲み薬」「はり薬」「塗り薬」を使う事で視床下部の混乱を沈めていく事ができ、これによりエストロゲンの減少によって起こされた現象が治まっていきます。

 

実はこのホルモン補充療法は、世界的にも良く使われる様になってきています。

 

(50歳~54歳の閉経後の女性が世界で「ホルモン補充療法をどのくらい使っているのか)

オーストラリア 66%

カナダ     45%

フランス    41%

アメリカ    40%

イギリス    37%

スウェーデン  31%



日本      2%

 

日本がこれだけ普及していないのは、ホルモンを身体の中に入れる事に抵抗があるからだと言われています。

 

 

 

日本人が昔から使っている更年期の薬

 

それは「我慢(がまん)」することだったのです。

 

これは昔からの風習も影響しているのか、これが今の日本の現状なんですね。

 

「ホルモン補充療法」、その存在をわかっていながらも3年、4年、5年と「なるべくなら飲まない方が良い」という考えで我慢してきた女性が日本には多いのです。

 

また「乳がん」や「子宮体ガン」になる「一度始めたら辞められない」という噂もあるようで、日本では「ホルモン補充療法」を使う人が極端に少ないのです。

 

 

 

子宮体ガンに?

 

1960年代のアメリカでは更年期の辛い症状を緩和してくれる「ホルモン補充療法」が広まっていました。

 

しかし、重大な問題が起こり「ホルモン補充療法」を行う事で「子宮体ガン」が出来る確率が上昇する事が分かってきたんです。

 

エストロゲンの働きは、先ほどもお話ししたように子宮の壁を厚くする言わば細胞を活性化していきます。

 

細胞を活性化させ分裂していくと、色々な影響によりガン細胞が出来てしまう事がありました。

 

しかし1970年代に入りエストロゲンだけではなく、「プロゲステロン」というもう一つの女性ホルモンを同時に使う方法になりました。

 

「プロゲステロン」には細胞の過剰な活性化を抑える働きがあり、エストロゲンがゆっくり細胞を活性化していくので「ガン細胞」を作らなくなっていきます。

 

今現在の「ホルモン補充療法」には、エストロゲンだけではなくプロゲステロンも一緒に入っているので「子宮体がん」のリスクを心配する必要が無いと言われています。

 

子宮体ガンの発生率を比較してみると、

ホルモン補充療法を使用しない人は10万人に245人

1960年代昔のエストロゲンだけのホルモン補充療法の場合、10万人に390人

エストロゲンとプロゲステロンの場合、10万人に49人

 

何もしない人よりもエストロゲンとプロゲステロンのホルモン補充療法を行う事で、5分の1にまで発症率が減っている事が分かります。

 

 

 

乳がん

 

ホルモン補充療法をする事で「乳がん」の発生率は増えてしまうのでしょうか?

 

乳がんの発生率は歳を重ねるにつれて高くなっていきます。

 

ホルモン補充療法を使っていき更年期障害の症状が減る事によって使うのを辞めてしまう女性が多くいますが、2006年に厚生労働省では「乳がんのリスク、日本人は6割減」と発表しています。

 

更年期障害の症状は2~3年以内でおさまる人が多く、その期間の「乳がん」リスクは上がらないと言われています。

 

ただ5年以上使い続けると、若干発生率が増えていくようですが、統計上の事なので全員が当てはまる事は無いようです。

 

 

 

ホルモン補充療法を始める

 

ホルモン補充療法を行う時は、定期的にガン検診(乳房と子宮の検査)を行う義務があります。

 

乳がんや子宮がんは女性にとって気になる所ですが、意外と自分から行動して検診に行く事って中々ないのではないでしょうか。

 

もし更年期障害でお悩みがあったり、母親がいたらホルモン補充療法とガン検診の事を伝えてあげてください。

 

因みにガン検診の受診率は20%程だそうです。

 

ガン検診によりガンが発見された場合は、ホルモン補充療法で悪化させてしまう可能性があるので、それに該当する女性はホルモン補充療法をする事が出来ません。

 

そして気になる量ですが、更年期に入る前のエストロゲンと同じホルモン量にするのではなく、少しの量を足す事で症状は緩和していくそうです。

 

「一度始めたら辞められない」と考えている人もいるようですが、症状を見ていつでも辞められるそうです。

 

また使い始めた頃に「胃がむかついたり」胸やお腹が張る事もあるようです。

 

症状を専門の医師にきちんと伝え相談にのってもらいましょう。

 

 

 

ホルモン補充療法が出来ない方

 

先ほども言いましたが「乳ガン」そして「子宮体ガン」、「重篤な肝疾患」「脳梗塞」「心筋梗塞」の経験のある方はひかえる事になります。

 

受ける事の出来ない人は「漢方療法」「対症療法」等の治療方もありますので一度産科婦人科の医師に相談してみましょう。

 

 

 

更年期障害の症状の期間

 

個人差がありますが、早い人で1年遅い人は5年くらい続いていきます。

 

その後は症状は和らいでいきます。

 

 

 

ホルモン補充療法を続けていくと

 

症状が治まるとホルモン補充療法をしなくなる人がほとんどですが、中には健康維持のためにそれ以降も飲んでいる方もいるようで、骨密度が20代の人と変わらない方もいるようです。

 

ただその場合は、専門の医師と相談しながら使っていきましょう。

 

 

 

まとめ

 

「更年期障害|ホルモン補充療法のエストロゲンとプロゲステロンの効果」いかがでしたか?

 

検診等はなかなか行けなかったりする場合もあります。

 

でも検診する事で、事前(予防)に対応できることもあります。

 

ホルモン補充療法は一つのきっかけにすぎません。

 

健康で生きていく上で自分の体を知っておく良い機会かもしれません。

 

自分は該当していなくても、大切な母親がいるのであれば、ここの情報を伝えてみてください。

 

今回はホルモン補充療法でしたが、献血等でも自分の状態を知る事が出来ます

 

何時までも元気な人生を送れるように、自分と周りの人たちの健康チェックしてみてはいかがでしょうか?

 

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